2010年10月01日

果実の女王「マスカット・オブ・アレキサンドリア」

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はっぴを着けた岡山県大阪事務所の高橋所長さん(写真右)、オフィスへ「瀬戸ジャイアンツ」(同中)を持ってきてくださいました。売り場でにっこりの「フレッシュおかやま」さん

さあ10月です。あき(秋)なのに海を渡った中国の話題ばかりだとあき(飽き)がくるのではと、同じ中国でも日本の中国、それも「晴れの国」岡山の話題はどうでしょう。
晴れ

甘みが強く酸味は少なく、果肉がしまってコクのある気品の高さ。古今東西、世の男性が理想としてきた女性像ではありません。そう、果物の女王「マスカット・オブ・アレキサンドリア」のことです。オフィス近くに岡山県産業ビルがあり、その1階で、きのうときょうの両日、岡山県産マスカットの即売会が開かれています。露地栽培の最盛期を迎え、県のJA全農岡山が倉敷、岡山、赤磐など県内主産地のマスカットやピオネールなどを持ち込んで紹介しているものです。香水を思わせる豊かな香りがする売り場にいると、「フレッシュおかやま」のお嬢さんがにっこりと迎えてくれます。

果物王国といわれる岡山にあっても、マスカットは別格です。世紀の美女クレオパトラも好んだとされるエジプト生まれの女王が、岡山にお越しになったのは1世紀以上前の明治19年(1886年)。エジプトはいうまでもなく高温・乾燥の地ですが、よほど温暖・多照・少雨の瀬戸内気候がお気に召したのでしょう。終の棲家にされてしまいました。

それにしてもエジプト生まれの果実を岡山で栽培するについては、想像を絶する先人たちの研究・努力があったはずです。しかしその苦労が報われ、岡山のマスカットは全国シェアの9割を超す、名実ともに岡山県を代表する特産品となっています。もっとも桃に代表される他の果物は山梨など他県の追い上げによって、「果物王国」の看板すら危うくなっています。現実に同じぶどうでも「ピオネール・巨峰」のシェアは40%強で辛うじてトップですが、2位の山梨も40%台で追い上げが急です。

それだけにマスカットを始めとした岡山のぶどう生産者は、「この牙城だけは死守したい」と更なる研究・開発を重ねています。その成果のひとつがネオ・マスカットと他種との配合で生まれた「瀬戸ジャイアンツ」です。種がなく、皮からすべて食べられるのが特徴です。10年ほど前に開発され現在は他県でも生産されていますが、あくまで岡山が先駆けたもので、この即売会ではひとり2房までの限定販売でしたが初日早々になくなるという人気ものです。

ところで「フレッシュおかやま」のお嬢さん、ただいま女子大の4年生でこの4月から1年間、キャンペーンガールを務めています。ぶどうや桃などの果実、野菜、米など岡山の特産品を広く紹介します。彼女のイチ押しおかやま。「大都会でもなく、かといって田舎でもない。温暖な気候に似た、その落ち着きさが大好き」だそうです。

最後にふたつ。まずマスカットの美味しい食べ方です。まず常温で保存してください。食べる30分から1時間ほど前に、房ごと軽く水で洗って冷蔵庫で冷やします(洗う際の軽さ、冷しすぎ注意がポイントです)。そして皮ごと粒のまま口に入れるのです。エメラルドグリーンに琥珀色がかかったような、澄んだ黄緑色の粒が食べごろです。

 もうひとつ。なぜ「瀬戸ジャイアンツ」なのでしょう。岡山・倉敷という土地柄、どうして「瀬戸タイガース」にならなかったのでしょう。しま模様のマスカットなど想像つかないのも確かですが…。
posted by ウツボおやじ at 00:00| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記