2010年08月31日

どこまで続くのか国民不在の民主党ドタバタ劇

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講演する毎日新聞主筆の岸井成格氏(写真左)と夕刊専門紙の見出し

夕刊専門紙に「手打ちも」の超特大見出しが躍っています。民主党総裁選で菅VS小沢のガチンコ対決を避けるための動きです。昼時、そば屋で食事をしていると中年のOLたちが「あの人嫌いやけど、小沢さんが総理大臣になると景気はよくなるらしいよ」なんて、政治論議をやっていました。一体全体この国はどうなっているのでしょうか。

日経新聞のあるコラム子が日本経済の現状を、こう表現していました。「身を寄せる木や小屋もない草原で、激しい雷雨に見舞われているようなものだろう。一時、1j=83円台まで進んだ円高に直面する日本企業の姿だ」と。つまり、この異常な円高で中国や韓国、台湾などと競合する日本企業は注文を一気に失いかねない深刻な事態に直面しています。

米国のオバマ大統領は11月の中間選挙を控えて、世界各国に対して内需拡大や貿易自由化の圧力を強めています。中国は日本の低迷を反面教師にして、巨額の外貨準備を上手く運用して経済運営しています。ところが日本の企業が頼りとする政治の方は、一番大事なこの時期に、お山の大将争いです。遅ればせながら昨日、日本銀行が追加の金融緩和を決め、政府も追加経済対策の基本方針を策定してきょう閣議決定するなどで、多少の円安・株高に動いています。

しかし肝心かなめの経済産業省や財務省などの幹部の動きは、極めて鈍くなっています。そうでしょう、マニュフェストの見直しや予算編成に対する考えがまったく異なる菅氏と小沢氏ですから、いくら政府が緊急経済対策を打ち出しても、9月14日の代表選投開票で大勢が決まるまでは、官僚としても動くに動かれないというのが本音だと思います。このように政治社会での責任不在の現実が、日本経済の低迷に拍車をかけているのです。

ことほど左様に、今の民主党の血みどろの戦いは日本の経済などには「犯罪的」ですが、ある面国民不在で実に滑稽です。今月初めに毎日新聞の主筆で、テレビなどにもよく登場する岸井成格氏の講演を聞きました。その際岸井氏は、日本のメディアはこれ以上日本の総理大臣が交代すると世界から完全に信用を失うという理由だけで、参院選で惨敗した菅総理の責任を追及しなかったと説明。関連して今回の代表選に、小沢氏は九分九厘出馬しないと断言していました。

その点だけはどうやら岸井氏の予想外れでしたが、一方で岸井氏は最近毎晩のように永田町周辺で怪情報、それも「裏」が取りにくい情報が流布されていると指摘していました。このため多くの政治家が疑心暗鬼で浮足立っているとも語ります。現在表面化している、朝日新聞だけが29日朝刊1面トップで報じた「仙石氏の政治資金、長男側に」や、28日の夕刊フジと30日発売の「週刊現代」に載った小沢氏が幹事長時代に資金担当をしていた小宮山洋子財務委員長に絡んで、当時の帳簿が流出された情報などは、その代表例といえます。

前者の場合、仙石官房長官は菅内閣の「影の宰相」とされ、小沢氏の不倶戴天の敵です。どうやら小沢派に近い筋から、当の仙石氏はもとより菅支持を打ち出している前原、岡田、枝野氏など、さらには菅氏に対し「いつでもこの程度のことはやれる」とのおどしも含まれた新聞社へのリーク説が聞かれます。

まあ、ここまでくれば変なTVドラマや映画よりよほど面白いドキュメントドラマといえます。各メディアが実施した世論調査では「70%前後が菅首相の再選を支持」という結果です。しかしそこには、とてつもない但し書きがあります。菅支持理由の7割強が「小沢氏が支持できない」からと「首相が短期間で代わるのはよくない」という極めて消極論なのです。残る2割強を人柄への信頼、清潔であるが占め、指導力があるはごく一部です。裏返せば、小沢氏という敵役がいなかったら菅総理は何の取り柄もないことを証明する世論調査といえます。

ちなみに、わずか16%前後の小沢支持の圧倒的理由が「指導力が期待できる」となっています。冒頭紹介した、そば屋での中年OLの話もそうですが、現在の政治と経済との乖離(かいり)が異常なだけに、小沢氏に期待するのかもしれません。小沢氏は確かに自民党時代に若手幹事長などで剛腕をふるった経験はありますが、あくまでナンバー2、3で首相として手腕を発揮した経験はゼロです。ある面、「怖いもの見たさ」での期待があるのかもしれません。

この先9月14日まで、ガチンコ勝負が続いて菅総理続投―小沢陣営離党による民主党分裂になるのか、小沢勝利―仙石・前原など菅支持派一掃―最低の内閣支持率になるのか、それともやくざまがいの「手打ち」が成功するのか。一寸先が読めない魑魅魍魎の世界です。ただ国民生活の不安と日本経済の混迷はまだまだ続きそうです。
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2010年08月30日

依然続く百貨店受難の時代、頼みは外国人観光客?

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7月はやや持ち直したが、依然客足は鈍い(大阪梅田の百貨店で)

 相変わらず百貨店が苦しんでいます。7月の全国百貨店の売上高は6,002億円で、前年の7月に比べ1.4%減少しました。これで実に29カ月連続、前年の実績を下回ったことになります。7月は梅雨明け後に暑い日が続いたため、ビジネス向けの半そでシャツなど夏物衣料、さらにはサンダルやサングラスなどが好調でした。しかし美術・宝飾・貴金属が8.5%減になるなど、株安によって高額品の主力となる富裕層の購買意欲が減退しました。夏のバーゲンで、正価品を買う人も減りました。

 百貨店は2008年秋のリーマン・ショック後に売上げが急落し、昨年は新たに開店した店を除く既存店ベースで10%前後の下落が続きました。ただ今年1〜6月合計が、前年同期に比べ4.4%減と、徐々に下げ止まっています。そして7月は28カ月ぶりに下げ幅が1%台となりました。それでも依然、百貨店での消費が低迷していることに変わりはありません。

 面白いデータがあります。百貨店大手4社平均の売り場1平方b当たりの売上高が、2010年度は前年度に比べ約4%減り、バブル崩壊以降で最低となる見通しです。長引く消費不振で高額品の販売が落ち込む一方で、主力店を増床する動きが相次ぎ、結果的に売り場効率が低下しているのです。

 4社別の売り場1平方b当たりの売上高見通しは、高島屋が147万円、阪急阪神百貨店を傘下に持つH2Oリテイリングが128万円、三越伊勢丹ホールディングスと大丸松坂屋百貨店を抱えるJ・フロントリテイリングが各116万円です。前年度に比べ3万〜9万円低下しています。全体の売上げが厳しいのに、集客力を強化するために無理をして増床を続けているためです。

 例えば大阪の大丸・心斎橋店は昨年11月に新たに北館を開業し、売り場面積は2倍になりました。三越銀座店は9月に増床して、売り場面積は1.3倍になります。しかし売り場面積を2倍にしても、その店舗の売上高はせいぜい3〜4割増える程度です。逆に増床で固定費が膨らみ、収益が悪化する恐れもあります。東京や大阪の一等地に店舗を持つ大手の場合、1990年代前半は200万円を上回っていましたが、地方へ積極出店して面積当たりの収益性は低下しています。また全国の百貨店全体でも、1991年には192万円でしたが、09年には98万円と半減しています。

 ちなみにマルエツなどの食品スーパーでも、1平方b当たりの売上高は100万円を上回っています。同社ではお客の層と重なるパート社員の声を品ぞろえの参考にして、既存店の売り上げを伸ばしているそうです。アウトレットモールなど低価格をウリにした大型商業施設がどんどん増えています。余程の思い切った策を打たないと、百貨店苦難の時代はまだまだ続くものと予想されます。

 ただ百貨店にとって、数少ない救いの神のひとつが外国人観光客です。とりわけ7月1日から個人旅行のビザ(査証)の発給要件が大幅に緩和された中国人を中心に、外国人観光客による高額品の購入が増えています。日本百貨店協会は伊勢丹や高島屋など主要40店での外国人観光客が免税手続きをした商品の売上高をまとめています。それによると6月の実績は13億円強で、前年同月の2倍です。ただここには外国人に人気がある食品や化粧品は含んでいません。外国人客の受け入れには熱心ですが、全国百貨店の調査対象はまだ15%ほどと非常に低調です。

 それでも同協会の大まかな予想では、2010年度の外国人客への売上高は約600億円で、全売上高の1%に達するとみています。中国を筆頭に、台湾、香港、韓国といったところですが、中でも中国人の購買欲にはすごいものがあります。この流れを受けて高島屋大阪店では、9月から中国などの訪日外国人への接客サービスを拡充するそうです。外国語が話せる専門スタッフが店内を案内したり、携帯電話で通訳のサービスを始めます。

 具体的には正面案内所に英語と中国語が話せる従業員を常時2人配置し、訪日観光客から依頼があれば、その従業員が店内を案内して買い物のサポートをします。同時に各階に通訳専用の携帯電話15台を設置して、商品の問い合わせや精算の際に通訳を希望されたら、担当者が電話をかけて英語、中国語、韓国語の3カ国語で対応できる仕組みです。

 かつて百貨店で買い物をするのが夢だった田舎出のオヤジにとって、売り場で札束を切る中国人観光客のパワーにはただ唖然とするだけです。

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2010年08月29日

「起承転結」をしっかり学び、文章力を高めましょう

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糸屋の娘もお参りしたでしょうか、大阪は本町にある「繊維神社」

「大坂本町糸屋の娘、姉は十六妹は十四、諸国大名弓矢で殺す、糸屋の娘は目で殺す」。大坂本町が京都三条になったり、糸屋が紅屋になったりしますが、むかしから見事に起承転結の構成をとっている文として伝えられてきました。ただこの文句の作者は、頼山陽ほか諸説があります。それだけよく知られているということでしょう。

漢詩の絶句は、五言や七言で四行から成りますが、その四句が起・承・転・結で構成されています。まずは発端、それを承けての展開、まったく別の話題に転じたかと思うと、最後はうまくまとまりをつけるというものです。頼山陽がその説明のために、冒頭の「大坂本町云々」の俗謡を示したそうです。

漢詩に限りませんが、文章を書くときにこの起承転結の構成は基本中の基本といえるでしょう。昨今、国語力、とりわけ文章力、表現力などの低下が指摘されています。ある本で、そういった状況下にあっては学校教育ではすべからくこの「糸屋の娘」を国語の教科書に採用して、もって作文教育に資すべきだとの提案が載っていました。

しかし今の先生で、「目で殺す」などの文言を理解できる人は少ないと思えるし、また理解できたとして、実際に小学生に教えるには相当な工夫が要ると思えるのですが…。

ところでこの「起承転結」は四字熟語の代表作にひとつです。おおむね四角い形をした漢字がそれも四つですから、四字熟語はかなり厳めしい印象を与えます。それだけに四字熟語は一見、現代人から敬遠されると思われますが、実はいま四字熟語が大人気なのです。年配者はもちろん、高校生、中学生、さらには小学生までみんな大好きです。中にはクロスワードパズルのように遊び感覚で楽しむ人もいます。

しかし、えてして間違いやすいのも四字熟語なんです。例えば当方も以前、たびたび「絶対絶命」と書いていました。「体を絶ち命を絶つ」のですから、ぜったいは「絶体」ですが、なまじ「絶対」という熟語があり、絶対に死ぬなどと考えてしまうと「絶対絶命」になるのです。

他に間違い常連の四字熟語として、「厚顔無」「興味深深」「不和雷同」「前代聞」「意味慎重」「刀直入」「異同音」「言語断」「五里中」「羊頭肉」などがあります。いずれも太字にしている部分が間違いで、それぞれ恥、津津、付和、未、深長、単、口、道、霧、狗です。

最後に、最近よく寄せ書きなどに活用する気に入りの四字熟語が「美意延年」(びいえんねん)です。「意(こころ)を美(たの)しませれば年を延(の)ぶ」と読みます。分かりやすくいえば、「くよくよしては駄目、いつも明るく楽しい心でいよう」です。ストレスの多い社会だけに余計、そういった気持が必要となるのです。
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2010年08月28日

完全失業者349万人、うち「1年以上が118万人」という国

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雇用環境は一段と深刻になっています(本文と写真は関係ありません)

厳しい雇用情勢が続いています。総務省が発表した4〜6月の労働力調査によると、月平均の完全失業者は349万人を数えます。問題はこのうち、失業期間「1年以上」の人が118万人にものぼり、前年同期に比べ21万人も増えていることです。増加率は7四半連続ですから、ほぼ2年間増え続けていることになります。求人数が低迷して、職を見つけられない失業者が多くなっているのでしょう。

ところで、完全失業者が仕事につけない理由の第一は、希望する種類や内容の仕事がないということです。完全失業者のほぼ3割がそれに該当します。ただ自分に見合った職を見つけたいというのはある程度余裕があってのことかもしれませんが、深刻なのは「条件にこだわらないが、とにかく仕事がない」という完全失業者が1割強の44万人もいることです。

一方で、同期の正社員の数は3,339万人と前年同期に比べ81万人減っています。5四半期連続の減少です。対して非正規社員が1,734万人と58万人も増えています。この非正規社員のうち、パート・アルバイトは1,184万人で56万人増えています。こういった厳しい国内の景気情勢だけに、企業としては正社員よりも人員調整がしやすい非正規社員の採用を重視していることがはっきりと表れています。

エコノミストの間では、各企業にあっては人員の過剰感が強く、新規雇用には依然慎重との見方が一般的です。しかしここへきての急激な円高が、さらに失業率を増やす要因となりつつあります。円高と連動して問題となっているのが最近の株価の下落で、だらだら下げ続ける株価は、15年前の1995年と比べ実に半分の水準となっています。消費の回復や雇用、さらには円高をなんとかして欲しいと市場が催促しているのが今の株価相場です。

このように円高は、まず株価の下落を誘発します。もちろん輸出産業が大打撃を受けます。それぞれ主要企業にとっての1円円高による営業利益の減少額は、トヨタが300億円、ホンダ170億円、日産自動車150億円、三菱重工31億円、ソニー20億円と想定されています。一方で輸入産業も、必ずしもウエルカムではありません。何よりも消費市場を悩ませているデフレ現象が一段と進むからです。急速な円高は、企業が長期の為替予約に絡む評価損の計上を迫られる場合もあります。海外からスーツを輸入する青山商事は、この4〜6月期に16億円の評価損を計上しました。また外人観光客にも影響を及ぼします。

しかし急激な円高の最大の被害者は、中小企業なのです。大手企業はまだ緊急避難策や資金的余裕があり、やがては今以上の海外シフトに走るでしょう。しかし中小企業にとっては待ったなしなのです。しかも大手のように、海外にシフトできる体力はありません。先日、ある県の商工労働部の幹部と話しました。「自治体の経済政策は、公共事業と企業誘致が2本柱。しかしどちらも今後増えるはずはないので、何か新しい成長戦略が必要では」と水を向けるとその幹部氏、目をむいて怒りました。

「企業誘致が増えないどころの話ではない。目下、企業の『留置』で精いっぱいだ」とのことです。今回の円高で、企業が県から逃げ出したり、姿そのものを消す傾向は一段と強まるだろうと予測していました。小沢氏が正式に民主党代表選への出馬を表明し、これで菅首相との一騎打ちとなります。14日の投開票に向けたお山の大将争いをあざ笑うかのように、無策を見越した円の買い進みに拍車がかかるでしょう。
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2010年08月27日

海沿いの散歩で拾った話題あれこれ

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事業仕分けで廃止判定が出た「海の時空間」(右)、底引き漁をする漁船(中)、後ろには大型コンテナが行き交う

海沿いを散歩しているといろんなことに直面します。豪華客船を見たり、釣り針にひっかけられたり、水死体を発見したり…。今度はあの大阪港で、底引き網で漁をしている場面に出くわしました。早朝5時半過ぎでしたが、堂々と一隻の漁船が漁をして、大量のボラを獲っていました。

多くの船が行き交ういわば海の公道での漁。たまたま近くにいた物知りのおじさんが「あれは絶対違反や」というので海上保安庁尋ねてみると、大阪府下の漁師として登録してあれば、底引き漁であっても必ずしも違反ではないそうです。ただしこの近辺での潜水漁は禁止されているそうです。それにしても、あれだけ大量にボラを獲って市場に卸すのでしょうか。港の外で獲ったのならまだしも、かなり汚れの目立つ海水ですから気になりました。
船

基本的に散歩の折り返し点となる海洋博物館「なにわの海の時空間」に、大阪市の「事業仕分け」で廃止の判定が出ました。7月上旬のこのブログで「海に浮かぶガラスドーム」として紹介したことがありますが、判定通りに廃止になってしまうとまったく他に転用できませんからどうするのでしょうか。確かに維持費など年間の支出が約3億3千万円で、収入は1割以下の約3千万円では「市民の理解は得られない」(平松市長)でしょう。

それにしてもちょうど10年前に、総事業費176億円で建設した海の中のドームです。住宅にはもちろん駄目で、せいぜいレストランとしての活用が考えられますが、場所が場所だけにかなり難しいと思います。結局、民間に払い下げても受け手はなく、海のもくずとして朽ちてしまうのでしょうか。

住之江区南港のコスモスクエア自体が深刻な赤字遺産と言われたり、また咲洲地区には大阪市が建設した第三セクターの建物で「4つの無駄な箱モノ」があるといわれてきました。ひとつがこの海の時空間で、後の3つはWTCとATC、そして大阪ワインミュージアムです。このうちワイン館は一時大手商社が運営を委ねられましたが、結局2008年3月に閉館したままです。

ただWTCは、橋下知事の異常な執念で大阪府が買い取り、今や「大阪府咲洲庁舎」とビル名も変わっています。ここに11月から、大阪府の商工労働部や水道部など6部4委員が移ります。本庁舎の部局の4割に当たる2,100人の職員が動くことになります。

またこれまでWTCに入っていた大阪市の部局が、今度はトコロテンのように押し出されて対面のATCに移ります。そうでなくても高い家賃を払ってWTCの穴埋めをしていた大阪市です。今度はATCの穴埋めが可能となり、平松市長にとっては「橋下さまさま」かもしれません。大阪市の場合、来年秋までにかけて建設局や水道局など5局、計1,500〜1,600人の職員が、ATCのITM棟とオズ棟に集まる予定です。

いずれにしても4つの箱モノのうちワイン館と海の時空間は見通し難ですが、ATCとWTCは一応めどがつきそうです。そこで最後に願望。WTCとATCの中間辺りに、ちょっと小奇麗で美味しくてリーズナブル価格の一杯飲み屋を開くことができたら、必ず繁盛するでしょう。何しろ3,600人強の職員が来るのですから。それに昼間は市や府に用事がある多くの人が足を運びます。ATCやWTC内のテナントは賃料が高く、なかなか採算に合いません。一番良いのは屋台だと思うのですが、絶対許可は下りないでしょうね。残念なり。
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2010年08月26日

あなたは別れる時にいくら払うことができますか?

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世界の慰謝料王。左からロマン・アブラモビッチ、タイガー、ジョーダン、Gノーマン、スピルバーグ

85億円、88億円、128億円、640億円、1兆円。この金額を見てすぐ分かる人は、相当な芸能通か離婚オタクでしょうね。そうです、離婚に際しての慰謝料です。先頭の85億円は映画監督のスティーブン・スピルバーグ、88億円はオーストラリア出身のプロゴルファーで米PGAの20勝を始め世界各国の国際試合に68勝をあげた“ホワイト・シャーク”ことグレグ・ノーマン。

さらに128億円は妻の要求に「冗談でしょう」といった、バスケットボール元NBAのマイケル・ジョーダンです。そして640億円はつい先日、正式に離婚が成立したタイガー・ウッズが支払う慰謝料です。同じゴルファーでも、Gノーマンとはケタが違います。もちろんプロスポーツ界では最高です。

しかし「タイガー、なめちゃいけないよ」と笑うのが、石油王のロマン・アブラモビッチ。何と1兆円の慰謝料を払ったのです。この人、ユダヤ系ロシア人で、英プレミアリーグ・チェルシーのオーナーとしても有名で、2番目の奥さんと別れた時に支払ったそうです。ただ1兆3500万円支払ったとする説もあるそうですが、それでも「フォーブス」によると187億ドルの純資産を持っています。いやはやたまげたものです。

ちなみに日本人では、るんるんしらかば〜 あおぞ〜ら みいな〜み〜か〜ぜ〜るんるんの千昌夫が1988年にジョーン・シェパードと別れた際に50億円払ったのが有名です。

話は変わって、婚姻届は夜中でも早朝でも役所の夜間窓口で受け付けてくれるのですね。全般的にサービスが悪いといわれる役所では稀有な24時間サービスです。ではなぜ24時間受け付けなのでしょう。配偶者が死亡した場合、残された配偶者は遺産の少なくとも半分を相続できますが、生前に婚姻届を出していなければ配偶者とは言えません。

法務省によると24時間受け付けは、この相続争いにも関係しているそうです。つまり相続に関しては、死亡が先か婚姻届けが先かで事情が全く違います。婚姻は届け出があって初めて成立するので、24時間受け付けにしないと死亡と婚姻届の前後関係が相続争いの原因になりかねないのです。

婚姻届を出すと、役所は受付年月日を記録します。後に審査されて初めて正式受理となりますが、正式に受理されれば、婚姻届の受付日が婚姻の「成立日」になるのです。死にかけた資産家前にした内縁の妻が遺産を欲しいと思ったら、早朝でも夜中でも、とにかく死ぬ前に婚姻届を出せば遺産獲得というわけです。

たとえ遺産がらみでなくても、男が酔っ払った勢いで「お前と結婚にしてやるよ」なんて調子でハンコを押して、ちゅうちょせず婚姻届を出してしまうといったことも、24時間受け付けでは起こりますから、ご注意を。
ふらふら

もっとも婚姻届に限らず、戸籍法上の届け出は全て24時間受け付けです。ということは、離婚届でも同じことが起こり得るのです。酒気帯びで夜中に夫婦げんかした日には、何が起こるか分かりません。タイガーの1万分の1も用意できないこのオヤジ、決して他人事ではありません。ならば自重、自重以外ありません。
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2010年08月25日

「不快指数」ってどうやって計るのでしょうか

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気温・湿度だけでなく政治の貧困さからも不快指数は高まります。せめて写真だけは涼しければと思い…

この暑さ、独居老人などが閉め切った部屋で熱中症によって命を落とすなどの痛ましいニュースをたびたび耳にします。そういった場合、おそらく「不快指数」なるものは90を大きく上回っていると思われます。人によって差はありますが、当方など不快指数が75を超えたと聞くともう我慢ができません。一般的に日本人は、不快指数75で約9%の人が、同77で約65%の人が不快に感じるようです。
むかっ(怒り)

では不快指数はどうやって決めているのでしょうか。また気象庁が発表しているのでしょうか。その前に、不快指数は冷房された部屋で快適に過ごす目安として使われるもので、もともとはアメリカの気象局が「冷房設定の目安」として開発したものです。室内のエアコンディションを適正に保つものですから、屋外ではあまり意味がありません。しかも米国では“不快”という言葉が嫌われて「温湿度指数」と呼ばれています。

さて話は戻って、だれが不快指数を決めているかです。まさか、いま人気の気象予報官が、「きょうはめっぽう暑いから90でいこう」なんて決め方はしていないはずです。実は不快指数にはちゃんと決まった計算式があるのです。その計算式とは「0.81×気温+0.01×湿度×(0.99×気温−14.3)+46.3」。詳細は分かりませんが、例えば気温が29℃で湿度が70%だと、不快指数79.9という数値が出てきます。

しかも不快の度合いを表す言葉も決まっています。つまり不快指数55以下の「寒い」から始まり、55〜60が「肌寒い」、60〜65が「何も感じない」、65〜70「快い」、70〜75が「暑苦しい」、75〜80で「やや暑い」、80〜85「暑くて汗が出る」、85以上が「暑くてたまらない」となるのです。

なお気象庁は、洗濯指数などと共にこの不快指数も情報の有効性が低いという理由で一切発表していません。すべて気象庁のデータをもとに民間の気象予報会社が発表しており、実際に不快指数の発表を手掛けるのは現在日本で2社の民間気象会社とされています。

ところで「不快の度合い」は人それぞれだけに、数値にはどれほどの信ぴょう性があるかです。気象庁は、不快指数は蒸し暑さの目安として採用しているが、気温と湿度だけで計算しており風や日照を考慮に入れていないために場所によって不快感が違ってくるとしています。例えば風が1b吹くと体感温度は1度下がるそうです。ならば扇風機程度の風があれば、不快指数は10以上も下がったように感じるはずです。

冒頭指摘した通り、もし独居老人の部屋に扇風機1台でもあれば不幸は避けられたかもしれません。そういった意味で、実際の気温や湿度から計算される不快指数以上に、政治の貧困さに「不快」を感じるきょうこの頃です。
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2010年08月24日

沖縄興南の優勝にあやかり、ヤクルトも頑張れ

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10日ぶりの東京出張、東京も確かに暑い(本文と関係ありません)

高校野球は予想通り、沖縄の興南高校が優勝しました。春夏連続制覇は見事ですが、悲願だった深紅の優勝旗が初めて沖縄の地に届きました。興南の主将が語ったように「全沖縄県民が勝たせた」のでしょうね。@基本的に年中練習ができるという天候要因Aプロ野球各球団がキャンプをするなど環境要因B優秀な選手が簡単に野球留学できないという地理的要因―などから当分、高校野球界では沖縄がトップゾーンを維持するとの見方が一般的です。
野球

 そういえばゴルフの宮里藍ちゃんも、アメリカですでに日本人最高の5勝。沖縄パワー全開です。興南高校優勝の原動力はやはり、ピッチャー島袋君のの存在です。なんといっても同じく春夏を制覇した横浜の松坂投手同様、タフでクレバーです。決勝戦、東海大相模が速球を狙ってくることを予測して初回から変化球を多投したピッチングなど、クレバーそのものです。実は沖縄の知人が、島袋投手の隠れた一面を教えてくれました。

 2004年に米軍のヘリコプターが演習中に沖縄国際大学に墜落した時、彼は近くの小学校の6年生でした。その関係で、墜落に抗議する市民大会が宜野湾市で開かれた際に、島袋少年は地元小学校代表として壇上で「安心して暮らせる沖縄にして欲しい」と宣言したそうです。小さい頃から、頭がよくてしっかりモノだったのでしょうね。今後、まちがいなく野球界に進むでしょうが、例え選手として大成しなくても、沖縄の野球界のリーダーになる要素を感じさせます。

 野球といえば、セ・パともプロ野球が面白くなりました。パ・リーグは5位のオリックスまで7.5ゲーム差。オリックスは無理だとしても、実力のある日本ハムまでまだどこが優勝してもおかしくはない状況です。セ・リーグの阪神、どうなっているのでしょうか。首位固めと思いきや、巨人にまさかの3連敗。まあこういったモロさ、肝心のときの頼りなさがトラファンの想いをくすぐるのでしょうか。

 個人的にはヤクルトがまたまた大勝ちして、優勝争いに加わるか、最低昨年のように3位になってクライマックス・シリーズに出て欲しいのですが…。首位まで7ゲーム、3位との差5.5ゲーム差では、残り試合数を考えるとちょっとしんどいかもしれませんが。でもまさか、あの小川選手が監督代行になってこんなに活躍するとは予想もつきませんでした。
 
 小川選手は、習志野高校時代は優勝ピッチャーでしたが、中央大学、河合楽器後にヤクルトに入団。外野や一塁を守りながら、もっぱら代打専門だったはずです。その後、角投手と交換トレードでパ・リーグにいったはずですが、ヤクルトに帰っていたのですね。それが高田監督の後を引き継いで、またたく間に5割寸前ですから。

 1978年にヤクルトが球団初の優勝をした時の監督だった広岡達朗氏が、日経新聞の「私の履歴書」で連載中です。球団首脳や後援者の「優勝はしなくていい。巨人に勝つとヤクルト商品が売れなくなるから」との包囲網の中で、あれよあれよと優勝をしてしまい、おまけに3年連続日本一だった阪急を破って日本一になってしまいました。

 その時は、8月21日時点で首位の巨人との差が4.5ゲームまで開いていました。しかし9月に入って14勝6敗と盛り返して見事優勝してしまったのです。独特のクラウチングスタイルで先頭打者として引っ張ったヒルトン(のちに阪神)、2番が角、3番若松、4番マニエル(近鉄の後、米大リーグ監督として制覇)、5番がもう亡くなった大杉、さらには大矢、船田、福富など懐かしい名前が浮かびます。ピッチャーではどことなく頼りない松岡、変則安田がいずれも同年齢で、他に井原、鈴木康などが活躍しました。この辺の選手名、資料がなくても次々と出てくるから不思議です。

 今年のヤクルト、ピッチャーでは由規や村中など若手が健闘し、打者も青木が引っ張って、田中、飯原、畠山、そして売り出し中の川端など若手・中堅が頑張り、宮本、相川のベテランが支える。これで外人がよければ申し分ないのですが。今年はもう駄目だと前述しましたが、実は本音は「ひょっとしたら、ひょっとするぞ」と念じているのです。さあ、9月が楽しみです。(こんな話、よほど古い野球ファンでないと面白くないでしょうが)
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2010年08月23日

「日韓併合」101年目を迎えて

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書店店頭に積まれた姜尚中氏の「母」と「在日」

 きょう23日は二十四節気のひとつ、処暑です。「処」とは止まるの意味で、暑さが止(や)むということでしょうか。依然酷暑が続いていますが、それでも木々の間を散歩すると喧しいセミ時雨もトーンダウンし、日陰に流れる風はどことなく秋を思わせる涼風に変わりつつあります。処暑の声を聞くと、いよいよ気象的に秋がやってきたと思いたいですね。
「処暑なりと 熱き番茶を 貰いけり」
晴れ

東京大学大学院教授で政治学者、姜尚中(カンサンジュン)氏の「母」(オモニ)を読みました。朝鮮戦争開戦の1950年に生まれた在日二世として各メディアで活躍する姜氏の言動は、ほほ同世代だけにこれまで興味を持って追ってきました。すでに自分の半生と、不遇の中に生きた両親たち一世への想いは、6年ほど前に出版された「在日」という作品で読んでいました。しかし今回の「母」という作品に関して、著者は自らの言葉で「あの作品(「在日」)は、母のことはちょっと触れただけで自分が出すぎた。「母」は逆にできるだけ自分を出さずに、母の生涯を全面に触れたが、実はこれこそ私にとって初の自伝小説だ」と語っています。

熊本市で生まれた著者は働き者の両親の無償の愛によって、中学時代まで野球や勉学に秀でた活発な少年として育ちます。彼の母は、勉強より野球に打ち込むことを進めたそうです。大学を出て就職できずに失望するより、実力で勝負できる野球に子供の将来を託したかったからです。しかし思春期を迎える高校2年生のころから、引っ込み思案となって有望視された野球も限界を悟ります。そして早稲田大学に入ると時代は1960年代の後半、「政治音痴」から「政治人間」へと目覚めます。父母の故郷韓国を旅したり、それまでの永野鉄男から姜尚中に改名します。

やがて疾風怒濤の流れが過ぎる70年代後半、不完全燃焼のまま大学院、そしてドイツ留学を経て政治学者の道に進むわけですが、この辺のいきさつは「在日」で詳しく触れているものの、「母」ではあまり語っていません。そのことについて姜氏は、二つの理由を挙げます。ひとつは母親に代表される一世が生きた時代が、今コンクリートやアスファルトの下に埋もれつつある時、その歴史、生きた証を残したいと思ったことです。ただ母親も亡くなるころには自分の人生と和解し、葛藤がなくなり「これでいい」と解放されたようだったと分析。だからフィクション(虚構)の形にしたといいます。

ふたつ目は、著者自身が還暦の節目を迎えて「自然体」となったことです。若いころ本人は「姜尚中」に改名しましたが、現在父親や母親の墓石は、表には日本名で裏には韓国名が刻んであり、それほど不自然さは感じないと語ります。これも歳月の流れというものでしょうか。

私たちの世代の多くが、小さいころは何の考えもなく「在日」に対する差別的言動はあったと思います。しかし青年期に入り大学などで歴史を学び、政治への関心が高まるにつれて今度は、差別した自分の行為・考えを苛むのです。「日本の企業が韓国や中国との取り組みをする中で、現地での労働管理などどうも日本の駐在員は力が発揮できない。中途半端な歴史観からくる引け目や責任論が影響している」と従来から一部指摘されていましたが、ある面で事実だと思います。

しかししっかりした歴史観を持ち、また韓国や中国の人との交流が進み、さらに姜氏が語るように還暦の節目を迎えるようになると、彼らともごく「自然体」で接することができるようになるから不思議です。姜氏の亡くなったオモニは、苦しいとき、悲しいとき、まるで自分を叱咤するように、いつも「汽車ぽっぽ、なんだ坂、こんな坂」の歌声を口ずさんでいたそうです。

「韓国併合」からきのうで100年。いまや日韓の関係はまったく新しい流れとなっています。しかしそれが誕生するまでの歴史を、しっかり捉えておくことも大切です。この機会に、姜尚中・永野鉄男氏の「母」をお勧めします。
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2010年08月22日

今日の夕餉に秋刀魚を食らいたいのですが

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絶不調の夏の早期サンマ漁、魚屋さんの店頭では一匹500円

青身魚が大好きです。中でもサンマには目がなく、よく食堂などで、はらわたなどを残して食べているのをみると、思わず「それください」と言ってみたいほどです。この秋の味覚、安くてうまいが代名詞のサンマに異変が起きています。例年より海水温が高い関係で夏の早期漁の出足が絶不調で、卸値・小売価格とも急上昇しています。8月第1週の東京・築地市場では、生サンマの価格が1キロ2,030円をつけました。前年同時期の2.5倍だそうで、これでは店頭価格が1匹500円になるはずです。ある新聞では1匹1,000円の記事も載っていました。

 値段高騰の要因は今夏の不漁です。サンマの漁場の海面水温は13〜15度が最適とされ、7月上旬に解禁されてから8月半ばまでは北方領土周辺、水温が下がってくるに従って北海道沖から三陸沖へと漁場は南下します。ところが北方領土の国後島付近の水温は8月初に16〜17度で平年より2度ほど高くなっているのです。サンマの漁獲量は1958年の57万トンをピークに、過去10年間は20万〜34万トンあったそうです。しかし日本近海のサンマの量そのものが少なくなっていることもあり、今季の漁獲量は30万トン超だった昨年を下回る可能性が高いとされています。そうなると漁が本格化する9月以降も高値で推移するはずで、カミさん今年はあまりサンマを食わせてくれないでしょうね。

 ところで落語の世界ですが、「サンマは目黒に限る」とある殿様が言いましたが、現実の殿様も食生活に関しては落語の殿様と変わらなかったようですね。江戸城の大奥では食事要員だけでも150人いたそうで、そのほかに給仕の小姓、女中がいました。将軍用の食事は毎食10人前ずつ作られ、うち2人前が毒見役、残り8人前が将軍用となります。藤沢周平の原作で映画になった「武士の一分」、毒見によって目が見えなくなった毒見役をキムタク画好演していましたね。

 ではなぜ将軍用に8人前も用意したかですが、将軍は料理に一箸つけて口に運ぶと、そのお膳を下げて別のお膳に取り替える作法になっていたからです。しかも三膳までという作法になっていたからたまりません。目黒でジュウジュウに脂ののったサンマを食べた殿様が、「マウイ」と叫んで飛び上がった気持ちがわかります。

 なお、余った食事は全て給仕や女中が食べます。食事の余りだけでなく、料理の素材も将軍用は最高のものを吟味してちょっぴり使うだけで、残りは全て家来に回ります。たとえば魚なら100匹のうち1匹を選び、その魚から切り身を1切れか2切れとるだけです。残り99匹は家来のものです。人件費を含め将軍の食事には相当な出費がかさんだと思えますが、食費のうち実際に将軍本人の口に入るのは、わずか0.01%にも満たなかったはずです。

 あはれ秋風よ情(こころ)あらば伝へてよ―男ありて今日の夕餉にひとりさんまを食(くら)ひて思ひにふけると(佐藤春夫)
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2010年08月21日

あなたの会社で役員報酬と従業員給与の格差はどのくらい?

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日本の企業では役員ポストが会社人生のゴール。果たして何人が行けるか
 
上場企業は2010年3月期から、年間報酬が1億円以上の役員の氏名と報酬額の開示を義務つけられました。開示期限の6月30日までにでそろった集計資料によると、1億円以上だった役員は全国上場企業のうち166社で、計288人いました。平均額は1億6,600万円でした。これら役員さんの報酬の63%が基本報酬で、業績連動報酬・賞与は15%、ストックオプションといわれる株式の購入権は9%にとどまっています。米国の場合は基本報酬が2割程度で、残る8割が業績や株価に連動する報酬体系ですから、日米の差が鮮明です。

 日本の上場企業のうち1億円を超す報酬の人は288人しかいないわけですが、ならば他の役員の報酬はどうなっているのでしょう。日本経済新聞がまとめた主要433社の前期の役員報酬は、平均3,484万円でした。対して賞与や基準外賃金を含む従業員の給与平均は722万円ですから、その格差は4.8倍です。実は2006年3月期以降、両者の報酬格差は広がる一方でしたが、08年以降のリーマン・ショックを契機とした経営環境の悪化に対応するため、従業員給与を上回るペースで役員報酬を削減しています。業績悪化局面に当たり、高額な役員報酬の削減を優先して、従業員給与の削減を小幅にとどめているのが現状といえます。

 もともと役員を社内から登用することが多い日本の企業では、高額な役員報酬はなじみません。家族的な一体感を重視する日本的経営が、役員報酬の高騰を抑えてきたといわれています。対して欧米企業では、詳しいデータはありませんが両者の格差は圧倒的に日本より大きいとされています。一部米国企業では、経営トップと一般従業員の報酬格差は350〜500倍との声もあります。

そういえば4日前のこのブログで、新生銀行の行員の年収が日本の銀行の中ではトップの849万円、また外国人役員4人の報酬はそれぞれ1億1000万〜1億4900万円と紹介しました。2期連続赤字で、まだ2200億円の公的資金が未返済の同行の行員の給与自体にも違和感を覚えますが、その13〜17.5倍という外国人役員の報酬にはもっと異常さを感じます。米国の役員報酬は、日本とはまったく別の原理で決まるのでしょうか。

今年4月に入社した日本の大卒新入社員の初任給平均は月額20万9200円です。2ヵ月×2回の賞与を加味すると、年収は330万円強となります。役員報酬(平均3,484万円)は大卒新入社員の年収の10倍です。日本の企業では、役員ポストは会社人生のゴールライン。報酬の面で見る限り、新入社員から見てかけ離れているとはいえない存在です。やはり日本の場合は社内一体感が重視されるのでしょうね。

さてここまで書いてきた例は、あくまで中堅大手企業の場合です。中小零細にとっては、そういった従業員と役員の格差などあってないようなものです。もちろんオーナー経営企業のように大手以上の格差をもつ例もありますが、大半の中小企業は多くて3倍、平均2倍でしょうか。一番年収が多い従業員の給与に毛が生えた程度の役員も、少なくありません。年収とともに退職金の場合も、ほぼ似通った条件です。

約2億5000万円のお手盛り退職金を受けていた大阪府民共済の前理事長、「以前は持ち出しも多く、事業が安定した12年ほど前からある程度の報酬を受け取るようになった。退職金額は妥当で返還するつもりはない」と踏ん反り返っていました。少なくとも真面目な中小企業経営者にこんな人はいないと思うのですが・・・。
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2010年08月20日

円高・株安のダブルパンチ、日本だけが取り残されています

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「猛烈な暑さだけれど、景気もこれぐらい熱くなって欲しいよ」(大阪・本町の街頭で)

トヨタ自動車は対ドル1円の円高で、年間の利益が300億円減ります。同社の今期の想定為替レートは1j=90円ですから、現在の1j=85円の水準では単純計算で1500億円利益が減ることになります。キャノンは今7〜12月期で、ドルとユーロに対し円が1円高くなるとそれぞれ47億円、27億円の営業減益要因となります。

じりじり、じりじりと進んだ円高・ドル安の流れに歯止めがかからないまま、先週11日の外国為替市場で円相場は、1995年7月以来15年ぶりの高値となる1j=84円72銭まで上昇しました。日本の経済情勢が米国や欧州と比べて特別良いわけではありません。むしろ欧州のドイツやフランス、さらに中国などと比べると大きく後退しています。それなのに円が欧米から買われる理由は、あくまで「消去法」によるものです。リーマン・ショック以降、欧米の金融機関ほど日本の銀行はまだ打撃を被っていない、だからドルやユーロの下落を容認して、まだ少しだけましな円を買おうという、消去法によるものです。

それと、外国為替市場全体が「日本はどうせ何もしないし、できないだろう」と見くびっているからです。米国やドイツ、フランスなどが通貨安をテコに輸出拡大を進めていく中で、狙われているのが貿易で稼いでいる「経常黒字国」日本の円だと分かってはいても、政府が円を売ってドルを買う為替介入や、日銀が追加金融緩和をするなどの動きは一向に見えません。例えば同じように世界から元高を迫られている中国は、この間中国銀行など当局が連日積極介入して、元安を誘導しています。

さらに困ったことが、円高と連動しての株安です。世界の主要株式市場の中で日本株だけが独歩安となっています。3月末に比べた最近の日経平均の下落率は16.6%と、主要20市場の中で一番落ち込んでいます。景気の減速感が見え始めた中国が16.2%安と続きますが、フランス、ロシア、英国などは7~8%安、景気回復に疑問符がつき始めた米国でも4.9%安にとどまっています。逆にインド、韓国、シンガポールなどは通貨安メリットや経済の高成長を背景に株価は上昇しています。

不安な日本経済を象徴したのが、16日に内閣府が発表した今4〜6月期の実質国内総生産(GDP)成長率です。前期比年率で0.4%とかろうじてプラスを保っていますが、明らかな低成長です。最大の要因は個人消費の低迷です。家電のエコポイント制度やエコカー補助など「官製特需」も息切れしています。また公共投資も4半期連続でマイナスになるなど、政府の無策ぶりが顕著です。

7〜9月についても、9月末に期限切れとなるエコカー補助の駆け込みが予想されるものの、GDPの主軸となる個人消費全体の底上げは望めません。6月から支給が始まった子供手当など、貯蓄に回るだけでGDPの押し上げにはほとんど効果がないとされています。そしてなによりも心配なのは、円高に伴う輸出の減速で、すでにその兆候は随所に表れています。

ところで多くのエコノミスは、もう一段円高が進む可能性があると予想しています。物価水準を加味した実質レートでみると円は15年前より3割程度安く、「円買いには安心感がある」というのがその理由です。場合によっては1j=80円突破もあり得るとします。

そうなると円高と株安のダブルショックに苦しむことになる企業は、雇用や投資に関してますます海外に目を向けることとなり、製造業など国内空洞化がさらに進みます。アジア各国が生産基地としての実力を高めつつあること、日本国内でのリストラや経費節減の「やり尽くし」が後押しします。今年3月末時点で日本の上場企業の現預金は144兆円あるとされており、いずれ世界経済が復調すればこの資金は設備投資やM&A(合併・買収)の形で投資に回ります。それが国内にくるか、海外に行くかですが、円高・株安が続く限り後者になるのは必然かもしれません。キャノンは早速、国内外各工場の生産品目の見直しや最先端の生産技術を海外に移す検討作業に入りました。

それにしても、輸出倍増を掲げて米オバマ政権を始め世界各国が自国通貨安によって外需の拡大を景気回復策の柱に据えているのに、日本の対応はどうなっているのでしょう。前述した世界の市場が「日本はどうせ何もしないし、できないだろう」というのは、「日本政府は自国通貨の相場に関心を示さない」「参院で野党に多数を握られて大胆な政策に踏み切れない」と見透かされているからです。

それが証拠に、円高などに対する政府のメッセージが一向に伝わってきません。何しろ民主党は9月14日の代表選挙だけを意識して、政治は完全に夏休み状態です。日銀も関係省庁とお互いに責任をなすりつけ合わすばかりのドタバタ劇です。窮状をなすすべのないこの政府と日銀、歴史的に今ほど経済のサイクルと政治のサイクルがかみ合っていない時はなかったと思います。司令官である菅首相の存在感は、紙よりも薄いと言わざるを得ません。
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2010年08月19日

確かに安いです。街頭弁当を食べたことはありますか

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写真は飲食店店頭の弁当販売

温かい持ち帰り弁当、通称「ホカ弁」が登場して40年近くが経ちます。その不動のメニューが、安くてボリュームがあるのり弁当で、おかずはどういうわけか、どの店も白身魚のフライとちくわの天ぷらです。老舗中の老舗、ほっかほっか亭によると、のり弁にこの2つのおかずを組み合わせたのは同社のアイディアで、他の後発がこれをパクったわけです。

 「のり弁=白身魚フライ+ちくわ天ぷら」が定番化した理由は、コロッケやメンチカツではありきたりということで、食材費はコロッケとほぼ同じだがグレード感がある白身魚フライを思いついたそうです。そして1品では寂しいため、ちくわを縦半分に切って衣をつけてあげるだけの手間がかからないため、鯛ちくわをイメージしたちくわ天が選ばれたのです。のりご飯と相性がいいなど特別な理由はありませんが、「この2品が付いていないとのり弁じゃない」と、愛好者にいわせるだけに不思議です。

ところで昼の食事時、大阪のビジネス街で人気なのが街頭販売の弁当屋です。本町や淀屋橋、北浜、靱公園などオフィスビルが並ぶ昼下がりの路上に、パラソルを立てた弁当屋が出店します。各食堂が自分の店頭で売る弁当ではなく、道路の使用許可を得ていない違法営業が増えており、大阪市内だけで250店近くあるとされています。

 値段は300~500円と安く、おかずも多様でコンビニ弁当より人気があります。第一、飲食店は一時で混雑するのに対し、便利で簡単というのが受けています。大半が大量に製造する弁当専門業者のチェーン店で、各街頭のショップ(パラソルとひとつの台だけ)に車で専業者が配送します。そして売れ残りそうになると、携帯電話で連絡を受けた専業者が回収し、売れ行き好調なショップに配達する効率さがミソです。しかも1時近くになると、500円のものが300円、200円に値引きされます。お客さんも値引き時間を見計らって並ぶ人が結構います。確かに安いのは良いことなのでしょうが、パリッとしたスーツ姿の中堅管理職と思しき人が、値引き品を狙って街頭に並ぶ姿は、ちょっとだけ寂しい気がします。

 平均1時間で80~100食とされており、主婦のパートとしてはそう悪くありません。街頭販売の許可や届け出は大阪市の場合不要ですが、公道で販売する際には道路使用許可が必要です。どうやらその申請があったことはなく、申請があっても警察は許可しない可能性が強いそうです。飲食店などから「通行の邪魔」という理由で警察に苦情が届くようですが、警察が注意してもその時だけの退去で、完全なイタチごっことなっているようです。

 当方、この路上弁当はついぞ食べたことはありませんが、いつも思うのが衛生面、安全面です。店の前ならその店に訴えればいいのですが、街頭ショップで買ってもし食中毒にでもかかったらどうなるのでしょうか。一応、製造者名や消費期限などが義務付けられているそうですが…。保健所も定期的に監視員が巡回しており、抜き打ち検査で国の基準を超える細菌を検出した例も少なくないそうです。中には、側を車がぶんぶん走る路上で、盛り付けをしている弁当屋を見たことがあります。もちろん違反です。

100店を超す弁当屋が営業するとされる中央区、中でも一番多いここ本町。この酷暑にもかかわらず、きょうもしっかり街頭弁当屋は繁盛し、汗を流しながらサラリーマンやOLが順番を待っています。小さなパラソルです。温度管理の効く容器に大半の弁当は入っていますが、繁忙期には台上に数個の弁当が並び、当然そこには灼熱の太陽がふり注いでいました。
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2010年08月18日

最低、週1度のランチメニューとは

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右から「華都飯店」の入口、内装、五目焼生そばと青島B

 大阪御堂筋の備後町通りを東にちょっとだけ入ったビルの一階に、「華東飯店」(シャトーハンテン)という中華レストランがあります。24年前の開店当時は職場の対面にあっても、値段の割には味がもうひとつということであまり行く機会はありませんでした。しかしその後、味が変わったのかそれとも慣れたのか、15年前ほどからは昼食や夜の宴会等でよくお世話になっています。店内の雰囲気なども好感され、今では大阪本町では人気中華レストランのトップクラスとされており、特にOLなど女性の間では好評です。

この中華レストランは、ラストエンペラーで有名な「愛新覚羅」一族と親戚関係にある馬遅伯昌氏が代表の「馬家」グループがブランドを持ちプロジュースする店で、本店は東京・三田にあります。東京や横浜は本店の直轄、大阪と和歌山は大阪ガス系のグループ会社、九州はJR九州のグループ会社がそれぞれ運営しているそうです。他に、北京やアメリカにも進出しています。ピリッとした四川料理をベースにしつつも、北京宮廷料理のよさも取り入れているのが特徴です。

 大阪店は、個室2つに8人ほどが座れる円テーブルが4つ、4人の四角席10ほどで、合計90席ほどあります。昼食時の12時から1時は常時10人前後の待ちで、ウイークデーの夜は要予約でほとんど満席です。人気の第一は雰囲気でしょうか。内装は漆黒調の落ち着いた色で統一し、各テーブルの上には真っ白に「馬」印を記した敷き紙。器はすべて薄い緑の青磁色が映えます。平均予算は夜5,000円、宴会7000円、ランチ1500円です。

 さて当方は、この店で最低週に一度は12時前か1時以降の時差昼食です。マーボー豆腐、エビチリ、野菜炒めなどをそれぞれメインにした1150円のランチコースがありますが、昼はご飯類を食べません。大概が、1000円の五目焼そばか野菜たっぷりの五目汁そばです。ちょっと贅沢して1500円のフカひれラーメン、1300円冷麺や馬家名物坦坦麺の時もあります。ただご飯を食べない代わりに、「チンタオ・ピーチュ」が1本(600円)付きます。店の人も慣れたもので、必ずご飯用のザーサイを小皿に山盛りサービスで持ってきます。地味ながら至福のランチです。

 その店が9月末で閉店し、10月1日にオープンする御堂筋に面した米高級ホテル「セントレジス」の地階に移ることになりました。何しろこのホテル、標準で一泊55,000円、スイートルーム17万8400円という超高級だけに、さぞや「華都飯店」の値段も跳ね上がるのではと聞いてみましたが、「値段は現在の据え置きで頑張る」(マネージャー)とのこと。少しだけ遠くなりますが、ひと安心です。座席は20席増えて少し広くなるそうです。

 なお、セントレジスの一泊55,000円も、あくまで建前価格。現在大阪でトップとされるリッツカールトンも、一般的には一泊3万円、ツアー用だと2万円とのことです。第一、始末屋で有名な大阪人が、一泊だけでそんなお金を出すわけがありません。「同じ5万円超を払うんだったら、USJの近くのホテルに泊まってUSJを朝から満喫、その後海遊館へ行ってもお釣りがきます」と、しっかりものの社内OLさん。
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2010年08月17日

「驚き、桃の木、山椒の木」、いやいや今では新生銀

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「御堂筋の赤いチョウギン」といえば誰でも知っていた、現新生銀行大阪支店

 何と驚きです。民間の信用機関である東京商工リサーチがまとめた全国の銀行員の給与調査によると、今年3月末時点の行員1人当たりの平均年間給与は、あの新生銀行が849万円でトップになっているではありませんか。
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 新生銀行といえば、1998年10月に経営破綻して日本政府が一時国有化した「チョーギン」日本長期信用銀行です。その後アメリカのファンドに売却されたあと、最近ではあおぞら銀行との経営統合を模索しましたがこれも破談、6月の株主総会では2期連続の大幅赤字で八城政基社長が引責辞任しています。

 新生銀行も民間企業ですから、トップ以下全行員の努力で好業績を計上し、それに見合った賃金の取得ならば何も異は唱えません。ところが上述したように、同行は2年連続の赤字決算です。いやそれ以上に問題なのは、新生銀行はまだ2200億円の公的資金、つまり私たちの税金で注入した借金2200億円を返済できていないのです。

 その体で言えば、新生銀との統合が破綻したあおぞら銀行の行員の平均給与は801万円で第3位。しかもあおぞら銀も再建が遅れており、かつて注入された公的資金1800億円がまだ返済できていません。

 もともと公的資金の注入を受けている新生銀、あおぞら銀とも業績低迷は行員の厚遇が一因であると指摘されてきました。それがいっこうに改善されず、新生銀は2200億円の公的資金による借金を残したまま2期連続赤字です。金融庁は新生銀に対し、この6月末に業務改善命令を出し、給与体系の見直しや職員賞与の抑制策を盛り込んだ業務改善計画を提出させていますが、果たしてどこまで履行されるかは疑問です。

 ところで6月まで代表取締役会長兼社長に就いていた八城氏は、かつてエクソンモービルやシティバンクの日本代表を務めた経歴を持っています。04年には長期信用銀行から普通銀行に転換するとともに、インターネットバンキングでの振込手数料の無料化やATMの365日24時間営業、窓口営業時間の延長、円建てと外貨建ての預金がワンセットになった預金通帳を発行しない総合口座の販売などにも着手する一方で、信販会社アプラスの連結子会社化、消費者金融業シンキをグループ傘下に入れるなど、リテール・投資銀行業務などを主軸に積極的な業務を展開してきました。

 しかし今年6月には、あおぞら銀行との合併破談や赤字決算、業務改善命令発動の見通しなどの要因が重なったことから退任を余儀なくされ、後任社長にはいすゞ自動車取締役の当麻茂樹氏が就任しました。八城氏は業績不振の原因について、「不動産投資の評価が甘すぎた」などと釈明したが、株主からは「赤字は経営の失敗だ」などと責任を追及する声が相次いでいました。新生銀行が本当に「新しく生まれ変われるかどうか」、まだまだ予断は許さないでしょう。

 最後に行員の給与、新生銀行以外はどうかですが、第2位はみずほコーポレート銀行で831万円。そしてあおぞら銀行に続く4位は静岡銀行で792万円、5位が三菱東京UFJ銀行の787万円です。なお調査は有価証券報告書などをもとに、全国109行を対象に実施されたもので、3月末の全体の平均年間給与は3年連続減の603万円、07年3月末のピーク時から41万円ダウンしています。皆さんと比べていかがでしょうか。
ちっ(怒った顔)

 最後の最後です。新生銀行が発表した09年度の有価証券報告書によると、八城氏自身の年俸は行員の平均給与と同じ850万円でした。しかし外国人役員4人の報酬は、それぞれ1億1000万〜1億4900万円でした。「そうでなくても暑いのに、またカッカとさせやがって」と、オヤジを恨まないでください。

[お詫び]昨日のブログで、現在甲子園で開かれている夏の高校野球に関して、優勝候補を沖縄の興南高校に続くのは大阪・履正社云々としましたが、これがとんだ赤っ恥予想でした。履正社はきのう、福島の聖光学院に完敗しました。どうも高校野球は分かりません。その後の試合で、新潟の明訓が福岡の西日本短大に勝つのですから。ええ、もう生意気に予想なってしません。
 それでも興南高校が一番と思うのですが…。えっ、しつこいおっさんですって?トホホ
ふらふら
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2010年08月16日

摩訶不思議な名前の世界−あなたはこの名前が読めますか

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本文と関係ありません(依然暑い毎日、せめて風鈴を飾って…)

甲子園で開かれている高校野球は、昨日でベスト16が出揃いました。予想通り、東京を含む関東、九州、そして関西勢の強さが目立ちます。中でも春夏連覇を狙う沖縄の興南高校が投攻守のいずれもそつなく、頭ひとつ抜き出ているようですね。対抗馬としては、大阪の履正社、東京の早稲田実業あたりでしょうか。ベスト8の抽選も明暗を分けるはずです。

その興南高校、我喜屋(がきや)監督を始め、銘刈(めかる)、我如古(がねこ)、慶田城(けだしろ)などの各選手の名前は沖縄ではごく一般的なのでしょうが、大阪や東京では日ごろあまり接する機会がないだけに、すらすらと読むのは大変です。このように名前は、誰にでも読みやすく、書きやすく、覚えやすいものでないとなかなか不便なものです。

ただこの考えはあくまで現代人の感覚であって、昔はまったくその逆で、呼ばれては困る、書かれても困る、知られては困るというのが名前を考えるときの原則だったそうです。古代信仰に基づくもので、名前を相手に知られたり呼ばれたりすることは、「盗まれること、負けること、支配されること、ひいては殺されること」までにもつながったそうです。そこでこういった難を避けるために極力、難解な文字で名前を考えたのです。

とはいえ、現代もその道のプロでさえ頭を抱え込む、難解な名前が少なくありません。たとえば「小鳥遊さん」はどう読むのでしょうか。正解は「たかなし」さんだそうです。つまり鷹がいなくて小鳥がよく遊ぶからということ。同じ発想で「月見里さん」。「やまなし」さんです。山がないので月がよく見える里と当て字をしたのでしょうが、完全になぞなぞです。付けたほうもそのつもりですから、すんなり読めたら本人もショックのはずです。

では「四月一日さん」はどうでしょう。「わたぬき」さんです。四月一日になると綿入れの着物を脱いで、合わせになるからという、完全な当て字です。「四月朔日」「更衣」などとも書くそうです。同じく日付からでは、「八月一日さん」を「ほずみ」さんと呼びます。旧暦の八月一日には稲穂を積んで神に捧げるからです。

しつこいようですが、では「栗花落さん」はいかがでしょう。「つゆ」さん、「つゆり」さん、「ついり」さんと読みます。梅雨の入りは、ちょうど栗の花が落ちるころだから「栗花落」が当てられています。最近テレビでよく、「○○とかけて××と解く」こころは「□□だから」なんて、無理にこじつけたくだらない番組がありますが、「八月一日さん」や「栗花落さん」などは、たとえ読めなくてもどことなく教養を感じますね。

もっとも明らかに手抜きと思えるのが、名前の「○さん」や「、さん」です。○はあくまで記号で字ではありませんが、昔は「麻呂」や「丸」を書くのが面倒で、もっぱら「○」で済ませていたのがいつの間にか通用するようになりました。現在でも「まる」とか「まどか」という例があります。一方で「、」。「しるす」「しるし」「とどむ」などと読ませるそうで、ここまでいくとやりすぎで、本人に聞くしかないようです。

明治初期の文人、二葉亭四迷が小さいころから本ばかり読んでいたので父親に「お前のようなやつは、くたばってしめえ」と怒鳴られてペンネームにしたという話はつとに有名です。また先月10日に亡くなった「つかこうへい」は、文字が読めなかった母親のためにひら仮名にし、さらに「いつか公平」な世の中の到来を込めていたとか。ある面、彼の急逝で再びその名の由来が注目され、いつか公平な社会を人々に強く印象つけるなど、名前をしっかり残すことができたといえるでしょう。
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2010年08月15日

中国人が憧れる日本のような「学校制服」

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中国からきたアルバイト社員が「ダサい」と嫌う、自分が卒業した高校の制服(右)と、ある小学校の制服

@今中国高校、中学校の制服は、ユニフォームみたいな服。制服がある学校は極めて少ない。あっても男女同じ。デザイン、スーツとズボン。(ビジネスチャンス)
A私の出身校「天津中学」に、日本の制服導入ということを提案したい。(話しやすい)
B日本との交流がある(基礎)。2007年3月13日から21日の間、天津中学の学生が9日間交流した。15人の学生の中で、庄という学生が、日本の前首相にプレゼントを送り、日本で知り合った日本人学生と仲よくなった。
C2008年、天津中学は「智能温室」を作って、これは天津市内の学校でなかったこと。(創新の精神、最初に日本の制服を導入も可能)
Dインターネットの学校サイトで見たら、学校の特色として、豊富な選択科目、履修科目、優雅な教室環境、花園式学校などがあったが、制服のところに何もふれなかった。(チャンス)
手(グー)

たどたどしい日本語と思われるでしょうが、このほど京都のある私立外大からインターンシップにきた中国人女子学生の感想文です。中国では中学は初級中学3年と高等中学3年に分かれており、日本でいう中学校と高校に相当します。文中で彼女が「天津中学」と書いているのは、自分が卒業した天津市内の高等中学のことです。

インターンシップで学んだ会社が繊維関係ということもあり、日本の学生服の素晴らしさに惹かれたのでしょう。というのも中国の場合、ごく一部の私立の学校を除きほとんど制服は導入されておらず、例え導入していても写真のように、日本の体育授業で使うトレーニングウエアが制服となっています。このような姿で登下校する学生たちを、中国出張時に良く見かけます。

それだけに、日本で見かけるおしゃれな制服に中国の学生は憧れるのかもしれません。ある中国人の知人から、今年上海の私立高校を卒業して日本の大学に入るために大阪の日本語学校に通う19歳の姪をアルバイト社員として預かっていますが、彼女も自分の卒業した学校の制服は「ダサい」という理由で大嫌いだといいます。男女ともパンツスタイルで、日本のように女子はスカートがいいと主張します。

学校制服は企業のユニフォームと並び、ある面で周囲に気風を合わせるとか、組織の規定など、日本人の人生コースにマッチングしています。ホワイトカラーや就活で歩き回る女子大生の黒尽く目スーツもそうです。かといって「ジーンズは自由の服だ」と、人口ひとり当たり日本の3倍近くのジーンズを持つ米国のように、どこでもジーンズというわけにはいきません。

しかもこれら学校制服や企業ユニフォームは、親やOLたちの経済的負担を軽減するなど、別の面でもその効果が期待されています。金曜日だけラフな格好でと、「カジュアル・フライデー」を導入しているある大手企業の中年部長君、「あの部長、きょうも先週と同じシャツ、パンツ、靴」と噂されているのをこっそり聞いたそうで、「金曜日が来ないで欲しい」と嘆いています。

日本では東京オリンピックと大阪万博を機に、企業でユニフォーム文化が一気に花開いたように、中国でも北京オリンピックと現在開かれている上海万博を経て、ユニフォームが積極的に導入されるとの機運があります。また日本では最近、少子化の影響や犯罪防止の意味合いから、幼稚園と小学校での制服採用が増えています。中国の学校も同様で、有名私立学校などがドンドン学校制服を導入しています。そうなると、冒頭の中国女子大生のレポートのように、意外と日本の業界にとって「チャ〜ンス」かもしれません。
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2010年08月14日

「呉妹の山頭火」よりお誘い

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るんるん兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき 故郷
如何に在ます父母 恙なしや友がき 雨に風につけても 思い出ずる 故郷
志をはたして いつの日にか帰らん 山は青き故郷 水は清き故郷るんるん

「来るはずのない息子とは知りつつも車の音にベランダに駆け」
みなさんは、老母にこんな淋しい思いをさせないように、実家へ、そして故郷にお帰りでしょうね。東北方面の方は台風4号で大変ですね。ところで高速道路の渋滞、うまく避けることはできましたか。往路は避けることができても復路がありますから、一昨日のこの欄で発信したように、十分な準備をしてください。

「おい、(盆休みの帰郷を)どうするんなら」と、携帯が入りました。倉敷市の呉妹(くれせ)というところに住む、高校時代の「友がき」です。呉妹は倉敷市の一番西の郊外で、周囲は例の吉備真備の出身地として有名です。また小田川を挟んで南には240bほどの小高い山並みが倉敷市から小田郡矢掛町方面へと続き、呉妹のちょうど対面辺りに「猿掛城」という城跡があります。砦といってもいい小さな山城ですが、平安の頃から南北朝、尼子と毛利など、たびたび歴史に登場しています。一番有名なのは秀吉の中国攻めでしょうか。

彼は大学時代の4年間大阪で暮らした以外、生まれてから60余歳の今まで地方公務員を40年近く務めながら、ずっとここで暮らしています。かつてこの欄で紹介した、新山口駅前の種田山頭火の像の前に並んだ3人のうちの1人で、当方同様、根っから酒好きです。「呉妹の山頭火」を自称するこの親父、一方で時代小説を好み、とりわけ池波正太郎の大ファンです。そんな彼が、「ウツボおやじの独り言」で池波正太郎の世界を紹介したことと関連して、以下の感想記を送ってくれました。

酒を飲みました。店の名は「金平」。倉敷駅前の焼鳥屋です。
35度を越える猛暑の日々、軍鶏(しゃも)を食べて精をつけるべきでしたが、倉敷には軍鶏料理屋はなく焼鳥です。
店はカウンター席25ほど、味は塩胡椒のみ、開業は終戦後とか。BGMは何が何でも裕次郎だ。

麦泡(ビール)、花姉和(かしわ)、鬼母(肝)、酉左士(鳥刺身)をまずは注文。
ビールを飲み終え、日本酒に移る。酒は備中の「嘉美心」、平皿の上に渦巻き模様の一合湯のみ。酒の燗子(かんし)から湯飲みに溢れ、皿に溜まるほどたっぷりと注ぐ。この皿の溜まった酒を飲む小さな幸せな気分。

店の壁にある注意書き、「酒は2杯位がちょうどええで」の言いつけを守り、ビール1本・酒1合でお開き。
ほろ酔い加減で帰る様子は、鬼平の「五鉄」から家路につく落とし差し姿に遠く及ばないものの、確かに池波正太郎の世界。

金平で「嘉美心」を飲んでみたくなりました。
るんるん祭りも近いと汽笛は呼ぶが 荒いざらしのGパンひとつ 白い花咲く故郷が・・・・・・・あー誰にも故郷があるるんるん
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2010年08月13日

レガシー携帯よさようなら、私はスマートフォンの世界へ

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各地で開かれるモバイルが作る新しい世界(話題の「モバゲータウン」)

 ここへきて日本の携帯電話の普及台数はほぼ横ばいで、飽和状態となっています。しかしスマートフォンの急激な普及と並行して、モバイル利用の拡大や利用目的の多様化が進んでいます。テレビCMにたびたび登場する、例の「モバゲータウン」などの爆発的人気がそれを象徴しています。

 現在、日本における携帯電話の普及台数は1億1102万台です。つまり赤ちゃんからお年寄りまで、ほぼ全国民が1台持っている計算です。現在も確かに増加傾向にありますが、伸びはやや緩やかになっています。そういった中で、スマートフォンだけはしっかり伸びています。

 ドコモなどキャリア別のシェアは、docomoが2007年度より徐々に低下していますが、それでも全体の50%・5,545万台です。auは07年度以降、横ばいからやや低下で28.6%・3,144万台。対して08年度より増加傾向にあるのがSoftoBankで、19.7%・2,185万。いうまでもなくiPhone効果です。なおEMOBILEは2%・218万台にとどまっています。

スマートフォンの急増は、モバイルコンテンツやモバイルコマース市場の拡大に顕著です。モバイルコンテンツはこれまで、着信メロディ、ゲーム、壁紙ダウンロードなどの「エンターテインメント系列」と、ニュースや天気予報など「メディア・情報系列」に大別されていましたが、最近では電子書籍や、仮想的空間で自分の分身として表示されるキャラクターの「アバター」など、これまでの範疇に入らなかったようなコンテンツが急増しています。モバイルコンテンツ市場は06年度に3,666億円でしたが、昨09年度は5,525億円まで伸びています。3年間で5割増です。

一方、モバイルコマースという市場も伸びています。携帯電話を使っての物販、チケット販売、証券・オークションなどの手数料の市場です。これも06年度の5,641億円が、09年度は9,681億円まで3年間で7割増となっています。つまりモバイルによるコンテンツとコマース市場を合わせると1兆5000億円を超える巨大市場になっているのです。

携帯電話はこれまで、画面が小さく表現力が乏しい、しかも通信料金がかかることからコンテンツやコマースには不向きとされてきました。しかしスマートフォンに代表されるように表示画面が拡大し、文字も多く掲載できると共に表現力も向上しています。さらに高速データ通信が可能な3G機能の普及拡大でデータ通信に定額サービスも提供されるなど、携帯環境の発展・整備が両市場を飛躍的に拡大させているのです。

ところで携帯そのものは飽和状態だがスマートフォンが拡大するという流れは、日本より海外の方がよりはっきり進んでいます。国際電気通信連合によると、09年度末で世界の携帯電話加入件数は46億件。総人口約68億人に対し68%の普及率です。ちなみに09年度1年間の携帯総出荷台数は11億2780万台で前年より5.2%減っています。日本はスマートフォンと老人・子供用という両極でまだ少しですが伸びているのです。

対して世界的にスマートフォンは09年度、前年比15.1%増の1億7420万台出荷されています。このうち日本は約170万台で、全世界出荷の1%の水準にとどまっています。スマートフォンは、何といっても米アップルのiPhoneとカナダRIMのブラックベリーが代表です。それだけに北米ではスマートフォンの普及が2割を超えているとされます。日本はまだ6%です。ただ若い男性中心に、日本でもガラパゴス化した従来のレガシー携帯からの購入希望は増えています。ある調査では、携帯電話利用者の20%が「近いうち、次に買い替える」と回答、35%が「もっと普及したら」としています。

もっともスマートフォンには、iPhoneとともに端末に米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を使った機種(例えばソニーエリクソンの「エクスぺリア」など)が多数出ています。日本では圧倒的にiPhoneが多いのに対し、世界的にはアンドロイドOS搭載の端末が増えており、今年度末には50機種以上が出そろう可能性があります。アメリカではすでに、ブラックベリーを抜いてシェアトップになっています。

当方、とにかく説明書を読むのが嫌な性格で、縷々書いたように携帯電話の世界の表面的な流れだけは勉強しているものの、さて自分が使う段になるとさっぱりです。ガラパゴス化した感のある従来の携帯ですら、通話とメール(それも最低必要分だけ)とカメラだけの活用です。しかし「新ちゃん」の性格もまた強く、この9月にもNTTドコモがスマートフォン向けインターネット接続サービスを開始するそうで、今の携帯も1年ももたずお役御免となりそうです。
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2010年08月12日

お盆休み―高速道路の渋滞を避けるためには

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お盆とは故人の生前を偲びお念仏する行事です  お寺やお墓に参りお仏壇に掌(てのひら)を合わせて  御恩を感謝し立派に生きようと誓いましょう」(北御堂の掲示板より)
車(RV)

あす13日から16日まで、企業や商店などで盆休みに入ります。そして故郷への短期の帰省や旅行に出掛ける人が多いと思います。その際、車の移動で頭が痛いのが例の渋滞です。では「次のインターまで3時間」「渋滞40`」など渋滞情報がでますが、一体全体渋滞の長さはどうやって図るのでしょうか。長いメジャーで計っている風景などついぞ見たことはないですが。

正解は、高速道路の下に埋め込んである「トラフィックカウンター」なる機械を使って距離を測定しているのです。「えっ、トラフィックカウンターとは?」。道路の地下5〜10bの深さに埋められた電磁波のことで、上を車が通ると、車両の数や大きさ、速度まで計算できる優れモノです。

とはいえ速度や車両の大きさは計れるとしても、どうして渋滞まで計れるのか凡人には理解できません。資料によると、まず車の速度が40`以下の状態を渋滞とみなされています。例えば名神高速道路にはトラフィックカウンターが2`ごとに設置されてあり、40`以下が連続2ヵ所で検知されれば4`、3カ所で検知されれば6`の渋滞となるわけです。

連続20カ所となると渋滞40`が弾きだされ、このデータをもとに目的地までの所要時間なども計算されるのです。こうした情報が交通管制センターに集約され、道路上の情報板やFM電波などでドライバーに伝えられます。ちなみにカーナビの渋滞情報は、高速道路上に設置された「ビーコン」という機械から受信しているものです。以前、モノ知りが衛星経由だと教えてくれましたが、間違いだったのですね。

 最後に上手なこの時期の「高速道路利用法」。やはり、込む時間を避けることが一番だそうです。日本道路公団の東日本、中日本、西日本の高速道路各社のホームページを閲覧して、ドライブカレンダーやハイウエイナビゲーターでよく調べておくことが第一歩です。

では渋滞を上手に避け、安全で楽しいドライブで、しばしの盆休みをお寛ぎください。そしてお仏壇やお墓に掌を合わせてください。当方は年中無休です。ガラ空きの地下鉄が唯一のご褒美でしょうか。
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