2010年03月31日

「借金が税収より多い国」―2010年度の国家予算を憂う

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これで5〜6分咲きでしょうか(靱公園で)

早いもので、あす4月1日から新会計年度に入ります。これに先立ち24日、2010年度の予算が成立しました。一般会計総額は約92兆3千億円と過去最大です。しかし問題は、収入の税収が半分にも満たない37兆円で、44兆円の新規国債と9兆円の一年限りという埋蔵金に依存したものです。つまり借金が税収より多いわけで、こんなことは戦後初めてのことです。

鳩山総理は「戦後5番目の早さで成立してよかった」と自画自賛していますが、この数字には空恐ろしさを感じます。なにしろこれで、日本の国債総額は860兆円まで膨れ上がり、赤ちゃんからお年寄りまで国民一人当たり680万円の借金を抱えるわけですから。

今年1月のある講演会で、元財務大臣の塩爺こと塩川正十郎氏が民主党政権の予算に理念があるのかとして、こう話していました。

経済政策、予算を見ても国の収入など考えていないで分配することに重点を置いている。新規国債の発行を50兆円(実際は44兆円に)とすると、完全に財政が破綻する。分配に重点を置いて、子供手当て、高校の無償化、高速道路の無料化、そういったバラマキのほうばかりにいっている。対して、いかにして稼ぐかということは全然出てこない。
 中国は天安門事件のあと、ケ小平がこの事件の根本要因は国が貧しいからだとして、国が稼がなければならないと言った。そのためには「黒い猫でも白い猫でも何でもいい。稼ぐ人には稼がせて、そこから取り上げて国を豊かにすればいい」と。その結果20年経って中国のGDP(国内総生産)は日本を追い抜くようになった。それを国が税金で徴収し、国が公共事業で経済を引っ張った。ところが日本は、国が儲けるという根本的なことを忘れてしまっている。国が儲けないでどうして分配できるのか。

 日本の場合、国の借金の大半が自民党政権からのものですから、塩爺さんにも一端の責任はあるわけですが、ある面でこの指摘はあたっています。新聞のコラムで、今日をしのぐ借金は、子や孫の代を質草にした借り入れだと書いてありましたが、次の世代は将来のことを考えて身構えてしまうのでしょうか。
ふらふら

あす1日には各企業で入社式があります。多くの若者が、退職後に頼れるのは貯金など自分で稼いだ資産だと考えるのも、むべなるかなと思ってしまいます。嗚呼。
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2010年03月30日

約1ヵ月後に迫った上海万博A 「中国の威信をかけた一軸四館」

P1000232[1].jpgshaap2-2[1].jpgまだ工事中でいい写真が取れませんが、中心となる中国館(写真左)、アパートメントホテルの一室(同右)

さて甲子園83個分の広さとなる会場は、AからEまで5つのゾーンで構成されます。メーンはやはり黄浦江東の浦東地区側に配置されるA〜Cのゾーンで、とりわけ東南アジアを除く「アジア国家パビリオン」のAゾーンには本家本元の中国関係館が置かれ、日本館もこのゾーンに入ります。隣接するBゾーンは東南アジア及び太平洋国家のパビリオンと国際機関パビリオン、そしてCゾーンは欧州・アフリカの国家パビリオンです。

さらに黄浦江を挟んだ対面の浦西側に配置されたDゾーンは各国の企業パビリオンとなり、堺屋太一氏が総合プロデュースする日本産業館はこのゾーンです。残るEゾーンは今回の万博で初めて設けられた世界の代表的都市にスポットを当てたベストシティ実践区で、大阪府・大阪市はパリ、スイスのジュネーブなど3都市、プラハなど計8都市による共同館に出展します。つまり日本からは国、企業、大阪の3館がそれぞれ出展することになります。

やはり注目は国家の威信をかける中国ゾーンでしょう。メインストリートの「万博軸」は地上2階、地下2階で、中国館、テーマ館、万博センター、演芸センターの4大パビリオンと川沿いのセレモニースクエア、地下鉄の駅をそれぞれ結ぶ交通機能と景観機能を持っており、LEDの光がふんだんに取り入れられた上海万博のランドマークです。中国館は完全予約制で、UFOの形をした万博演芸センターは12万人収容の屋内アリーナです。ちなみにこの一軸四館は万博終了後も永久保存されるそうです。

ところで日本の都市として唯一出展する大阪館は「桜の通り抜け体験」「水と光の映像ショー」「環境先進技術/関西の魅力」の3エリアで構成されます。面白そうだなあと思うのは第2エリアで特別展示される予定の以下3点です。ひとつは「豊臣期大坂図屏風」。大坂を描いた絵図は冬の陣や夏の陣など大坂落日は結構残っていますが、最も繁栄した大坂の町を活写した屏風は珍しく、たまたまオーストリアの博物館にあったものを関西大学などが実物の1.5倍程度に複製し、縦2.7m×横7mの大屏風として展示するものです。

2つ目は「大阪城天守閣・鯱」のレプリカ。想像上の動物で13世紀半ばに中国から伝わった鯱は、口から水を吐き出す火除けの守り神とされており、城の天守閣に用いられたのは織田信長が築いた安土城が最初とされています。ただ金色の鯱は大阪城が初で、複製品が展示されます。そして3つ目が「天正長大判」。天正大判は秀吉が彫金師の後藤家に作らせたもので、今回展示するのは17.5cm×10.2cmで現存する金貨としては世界最大となります。金の含有量が75%で一枚の重さ165g。天正年間に13万5千枚作られ16dの金が投入されたそうで、現在グラム3,000円として480億円となります。上記2点を含め、まさに大坂繁栄のシンボルといえましょう。
上海万博大阪出展をアピールするために、地下鉄内や駅の掲示板で「鉄腕アトム」を起用したポスターを目にします。アトムと一緒に上海へどうでしょう。
ビル

ところで最後にちょっとだけPRをさせてください。上海万博で頭を痛めるのが宿泊ホテルです。そんな方は一度、当ホームページの表紙の右上バナーをクリックしてみてください。マンション形式のホテル、いわゆる「アパートメントホテル」の紹介です。ほぼ4ッ星クラスのホテルで、電話やネットで予約する際、このホームページを見たからと伝えていただければさらに安くなります。

お勧めは次の3つです。
@「CITADINES SHANGHAI JINQIAO」(シタディーヌ上海金橋)―人民広場や南京路の歩行者天国に近い市内の一等地にある高級アパートメントホテル。
A「SOMERSET XU HUI, SHANGHAI」(サマーセット徐匯)―市内中心部の徐家匯のビジネス・商業地区に近い市心の高級居住エリアにあるアパートメントホテル。ホテルのそばにある嘉善路(9号線)地下鉄駅から上海万博会場への地下鉄の基点となる馬当路駅まで2駅。
B「CITADINES SHANGHAI BIYUN」(シタディーヌ上海碧雲)―浦東地区の張江ハイテクパークや外高橋保税区に近い金橋輸出加工区にあるスタイリッシュな高級アパートメントホテル。

アパートメントホテルは、家族や知人と気軽にマンションのように部屋を共有できるために安く利用でき、しかもホテル並みの設備・サービスが整っているところに特徴があります。たとえば@の「シタディーヌ上海金橋」の場合、2泊分の宿泊料金(税・サ・朝食込み)に上海万博入場券1室に2枚ついて、1人使用だと38,000円ですが、2人使用だと1人当たり19,000円、3人使用で12,700円、4人使用で9,500円という安さです。もちろん会場とホテルの往復便があります。
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2010年03月29日

ダイセンのユニフォーム雑誌がTVに登場

sono2.jpgsono1.jpg読売TVより

 ダイセンが発行している「ユニフォーム」の専門雑誌、「ユニフォーム+」(プラス)が、きょう昼の読売TVの「DON」で紹介されました。毎週月曜日、マニアックな雑誌を紹介するこーナがあり、その中で今回取り上げられたもので、約5分間にわたり雑誌の内容や特集に出てきた竹中工務店や中国バスのユニフォーム・リニューアルについて面白おかしく紹介していました。

 同雑誌は日刊「繊維ニュース」などを発行しているダイセンが編集・発行しており、日本で唯一のユニフォーム専門誌です。
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約1ヵ月後に迫った上海万博@ 「甲子園83個分の広さに1億人超の入場者」

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写真左は、万博ムードでにぎわう上海最大の繁華街 南京路
右は3人の家族と世界の「世」をイメージしたシンボルマーク


ここ両年、日中関係のしこりとなっていたギョーザ事件で突然、犯人の逮捕が発表されたことから、両国間の懸念のトゲがわずかとはいえ取り除かれ始めました。ただ共犯の有無など、全容解明までには時間がかかるはずです。この問題、当時から食品部門中心に日本の貿易関係者の誰もが件の工場が発生源と見ていました。時あたかも中国の労働法が改善され、現場の労働者にとっては不安や不満の渦が巻き起こっていただけになおさらでした。
 問題は犯人逮捕に関する中国での報道が、各メディアとも国営の新華社通信の配信を引用するだけで独自取材などほとんどなされていない点です。ネット上などでは貧富の差の犠牲など、いろいろと情報が飛び交っているそうですが。ある中国学識経験者の「中国が期待する、日本人の対中国感情が好転しなければ、逆に中国国民は日本に対し厳しくなるかもしれない」の指摘、杞憂に終わればいいのですが。
イベント

 さてほぼ1ヵ月後の5月1日から、いよいよ上海で万博が始まります。きょう29日にはグランキューブ大阪で、大阪国際フォーラム、中国総領事館、関経連などが中国から上海万博の総合プロデューサーの呉志強氏らを招いて盛大に上海万博のフォーラムを開きますが、ここではひと足先に、上海万博の概要に触れたいと思います。

 上海は1992年、韓国、ロシア、メキシコなど他の候補地を抑えて選ばれました。北京五輪についで上海万博、かつての東京五輪、大阪万博と続いた日本の黄金期を彷彿とさせます。よく目にするシンボルマークは、家族3人と世界博の「世」をイメージしたもので、また「より良い都市、より良い生活」と万博史上初めて都市をテーマにしています。

 これまでの公式参加国や入場者数をみると、70年大阪が77カ国・4国際機関で6,420万人、2000年ハノーバー155・17、1,800万人、05年愛知121・5、2,205万人、08年サラゴサ(スペイン)103・5、565万人といった形で、入場者は大阪が最高でした。しかし上海は242の国と国際機関の出展を目標とし、すでに昨年末時点で192ヵ国50の国際機関、つまり史上最多の242の参加が確認されています。入場者の目標は控え目に7,000万人ですが、間違いなく1億人を超すと予想されています。

考えてみれば、2,000万人の人口を抱える地元上海市の1人当たりのGDPは13,000ドルとされており、世界的に10,000ドルを超せば、そこに住む人たちの嗜好品など価値観は多様化し先進国並みになるといわれます。上海に隣接して豊かさもほぼ近い水準にある江蘇省、浙江省を合わせた2省1市で人口8,000万人、韓国2国分ですから1億人超は当確でしょう。
上海の知人が嘆いていました、「今から各地の親戚・知人の宿泊予約が入っている」と。そういえば70年万博でも大阪の人が「突然、それまで会ったことも話をしたこともなかった、いとこ、はとこから手紙や電話が寄せられた」と言っていた記憶があります。洋の東西問わず、歴史は繰り返されます。ちなみに外国人は350万人を目標とし、うち日本人は150万人の動員目標だそうです。

さて会場は黄浦江という大きな川が上海市を旧市街地の浦西区と新区の浦東区に分けるその両岸、約5.28平方キロメートルの敷地に設営されています。この地域、かつては造船所や古い鉄工所、住宅などが立ち並んでいましたが、あっという間に整備されてしまいました。5.28平方キロメートルなる数字、分かりやすく言うと甲子園球場が83個分です。

明日は、83個の甲子園でどのようなパビリオンが展開されるのかなどについて説明します。(つづく)
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2010年03月28日

「中国の内需イコール日本の内需」という見方

2010032711190000.JPG貨物輸送用のコンテナが随所に高く上積みされている(南港地区で)

「日中経済貿易センター」という、日本と中国との経済交流促進を目的に設立された団体があります。1954年の設立ですから、すでに半世紀以上にわたって活動を続けています。本部は大阪市内で、中国の北京、上海、大連、青島にそれぞれ駐在事務所などを置き、日中間にかかわるコンサルティング、中国での現地サポート、各種イベントの開催、中国研修生の受け入れ、情報サービスや信用調査などをしています。

関西中心に多くの大手企業、さらには中小の企業や団体、大学などが加入しており、現在会員数は377社を数えます。会長はパナソニックの4代目社長で現特別顧問の谷井昭雄氏。関電、京セラ、住友金属、日立造船、東洋紡、三井住友銀行、レンゴーなど錚々たる企業のトップ経験者や現役トップが副会長に名を連ねています。

同センターは、これまでは法人格のない社団として運営されていましたが、中国人研修生の受け入れ事業をするためには法人格を取得することが要件とされるようになったため、急きょ4月末から一般社団法人になることを決めました。
理事の端くれということで、このほど年次総会に出てきましたが、今後の日中間の経済・文化交流は強化すべきかそうでないかを検討する次元ではなく、強化が必然だとの考えをさらに強く持ちました。あらゆる面で国内の消費市場は縮小・低迷し、40年後には日本の人口が9000万人を割ると予想される中で、「中国市場=日本市場」の観点で各企業は経済活動を進めることがこれもまた必然となっています。

日本経済は一部輸出関連でやや元気が出ており、ボツボツ底を打つのではとの希望的観測が聞かれ始めました。しかし中小企業中心に業績は依然低迷し、失業率問題など難問が山積しています。対して中国経済は、2009年の国内総生産(GDP)成長率が第1四半期の6.2%から第4四半期には10.7%とV字回復しています。4兆元(55兆円)の景気刺激策で下半期に伸び率が急回復したわけです。

日本の09年度の全世界との輸出入額が前年比33.9%減少した中で、日中間のそれは22%減にとどまっており、日本の貿易に占める割合は日米の13.5%に対し日中20.5%と圧倒的に第一位です。
しかも今年に入って1月が前年比80%、2月48%それぞれ増加しています。昨年が悪すぎたこともありますが、日中貿易も急回復しています。ちなみに近畿圏(大阪、京都、兵庫など2府4県)の昨年度の日中貿易額に占める割合は28%で、限りなく30%へ近づいています。

そういえば南港の散歩ですれ違うコンテナ車の数が最近、急激に増えています。
飛行機

次回は、2回ほどの予定で約1カ月後に迫った上海万博の話題を取り上げてみようと思っています。
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2010年03月27日

サクラ散る

2010032609480000.JPG靱公園の桜は日に日に美しくなっているのですが…

新聞でも3月と7月(2010年の場合)を除き毎月1回の休刊日があるのですから、しょせん個人ブログの休刊などと思うのですが、団塊世代の悪癖なのでしょうか休むことができません。それに肝臓に負担をかけない休肝日の方は一切履行していませんから、ブログだけ休むわけにはいきません。そんな訳で駄文をまた綴ります。
野球

 プロ野球のセ・リーグが26日開幕しました。中日が広島の前田にやられ、阪神は城島の活躍で逆転勝ちでした。開幕戦に弱いとされる巨人でしたが、相手は昨年コテンパンにやっつけたヤクルトですから、簡単にひねりつぶしてしまいました。

本当にヤクルトは弱くなりました。50数年前の国鉄スワローズに戻ったようです。当時は金田投手一人だけで監督も金田にぺこぺこするチームで、後は巨人などのお古の選手を寄せ集めただけですから勝てるわけがない。時には町田選手のように有力な新人が出てくると、2〜3年して巨人に引き抜かれる。それでも金田がいたから最下位は避けられたものの、常に4位か5位に低迷。初めてAクラスの3位に入ったのは確かに1960年ごろだった記憶しています。

そんなチームを実は今日まで50数年間応援してきたのです。関西ですからとにかくファンが少なく、40年近く前に甲子園に行ったときなど、3塁側スタンドの応援団はわずか数人。兵庫県西脇市出身の丸山外野手がいた関係で、実家の旅館から丸山選手の身内と当方だけという状態でした。

初めて国鉄に乗ったことが、ファンになった発端かもしれません。宇野監督の名前は記憶しています。その後、長嶋を育てた立教の砂押監督や浜崎監督、金田が「あの監督を辞めさせないなら俺は移籍する」といって問題となった林監督などなど、指揮官は変わっても一向に浮上しません。それでも弱いチームほどかわいいというのでしょうか、毎年一喜一憂して応援して来ました。

60年代に入りフジサンケイグループ傘下に入り、サンケイアトムズにチーム名は変わる。しかし70年にはヤクルトに身売りしました。その後、三原監督など名匠を招くも相変わらずのBクラスでしたが、77年に広岡監督が就任して様相は一変、ついに翌77年初優勝するのです。その時の嬉しかったこと、嬉しかったこと。会社の社員を始め周囲にヤクルトを大量にばら撒き、高知の親類から司牡丹の一升瓶を6本もらった記憶があります。たかがプロ野球、されどプロ野球でしょうか、書き出したらきりがありませんので今日はこれまでとします。

 見出しの「サクラ散る」の意味は何かですが、おそらく今年のヤクルトはだめだ。初戦を見て、もう今年はだめだろうと感じたからです。そういえば春の選抜、岡山の関西高校も初戦で興南にころりとやられました。「サクラ散る」です。ただし倉敷出身、フィギュアの高橋選手は満開でしたが。
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2010年03月26日

抜け落ちた情報への対応

.jpgちらほら咲き始めた靱公園の桜ですが、そぼ降る雨に濡れて寒そうでした

 花冷えというべきか、寒の戻りというべきか。寒の戻りは一般的に晩春に起こる現象を言いますから、やはり花冷えでしょうか。咲き始めた各地の桜が、慌ててコートを身にまとって縮こまっているようです。

 中国に「花開いて風雨多し」という言葉があります。花の開く季節はまた、風雨の多い季節でもあることから、何事も大事な時ほど邪魔が入りやすく、なかなかすんなりと思うように事が運ばないことをさします。花が咲けば嵐が来て散らそうとするかのように、とかくよいことには邪魔が入りやすいたとえの「花に嵐」と同意でしょうか。

 話は変わって、こんなクイズがあります。
ある映画館の入場券は、普通席は1300円で指定席は1800円です。
一人目のお客が黙って2000円を出すと、窓口のおばちゃんは「普通席ですか、指定席ですか」と尋ねました。
ところが二人目のお客も黙って2000円出したら、今度はおばちゃん「指定席ですね」と言って、お釣りの200円を返しました。
おばちゃんはなぜ、二人目のお客が指定席だとわかったのでしょう。

クイズの解答ですが、二番目のお客が常連で、窓口のおばちゃんと顔なじみだったという答えがあるかもしれません。しかし正解は、二番目のお客が1000円札一枚と500円玉2個で払ったからです。つまり、1000円札1枚と500円玉1個だったら一般席で、それより多く払ったのだから指定席と決まるわけです。

知り得た情報から抜け落ちた内容が、決定的な判断材料になるとある本で解説していました。知った情報だけではどうしても疑問に思う場合は、再度よく調査したり、抜け落ちた情報を推測する努力が肝要だということでしょうか。

ところで最近、映画館に行きません。わざわざ映画館に足を運ばなくっても、ブルーレイやDVDで容易に事が足りるようになったからかもしれません。しかし話題の「アバター」などは、やはり映画館と家のテレビとでは迫力が違うでしょうね。来週あたり一度行ってみましょうか。

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2010年03月25日

身を尽くし、心を尽くして料理に生きる「澪」とは

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 きょうもまた本の話です。「全国の書店員さんより大絶賛を受けた云々」の帯書や、出版元の角川春樹氏が激賞していたのを思い出して読んでみたのがほぼ一年前。高田郁著の書き下ろし文庫「八朔(はっさく)の雪」(ハルキ文庫)でした。副題で「みおつくし料理帖」としてシリーズ化され、2作目の「花散らしの雨」に続いて、この18日に3作目「想い雲」が出て、買った日に読みました。

コミック出身の作家だけに、ところどころ漫画チックな筋立てもあり、文体や内容の深みといった点は同じ人情物時代小説家の山本周五郎や藤沢周平、平林たい子、最近では山本一力や宇江佐真理などと比べようはありません。それで結構、ホロリ、ニヤリ、ホッコリさせてくれます。暖かくなり、元気になりたい人向けの時代小説入門書としては面白い作品で、作家の今後の成長が楽しみです。

物語は、主人公の大坂生まれで若き女性天才料理人の澪(みお)が、江戸の神田や九段坂・元飯田町の小さな料理店「つる家」で、当時は馴染みの薄かった上方料理で腕を振るい名料理店の妨害や幾多の苦難を乗り越えていきます。彼女は故郷大坂で、少女のころに水害で両親を亡くして天涯孤独。それを天満の有名料理店「天満一兆庵」のご寮さん芳に救われ、ご主人や周囲の人々の暖かい支えで、成長します。その後、店が潰れご主人も失う中、ご寮さんと二人だけで江戸暮らしを続け、大坂と江戸の味に戸惑いながらも料理人として活躍します。

登場人物も、謎の御武家様で辛口ながら澪にいろいろ助言する、どうやら江戸城の御膳奉行らしい小松原様、御典医の次男坊で自身は町医者の永田源斉、「つる家」の主人で澪に亡き娘つるをイメージする種市、そして澪の幼馴染で大坂・高麗橋のお嬢さんだったが同じく水害で天涯孤独となり、今では吉原で名花魁(おいらん)あさひ太夫と名乗る野江など、バイプレーヤーのことも丁寧に描かれています。

そして何より楽しいのは、澪が作る料理がレシピを読むように具体的・写実的にしっかり説明されているため、料理好きの人、それも家庭料理好きには推薦できます。本には巻末付録で澪が作った乾坤一擲の料理レシピが載せられています。

ちなみに3冊で紹介された料理帖に載っているのは、以下の料理です。ぴりから鰹田麩、ひんやり心太、とろとろ茶碗蒸し、ほっこり酒粕汁、ほろにが蕗ご飯、金柑の蜜煮、なめらか葛饅頭、忍び瓜、「う」尽くし・梅土佐豆腐、ふっくら鱧の葛叩き、ふわり菊花雪、こんがり焼き柿。

このうち、つる家の名物にもなっている「忍び瓜」は、キュウリを板摺りやめん棒叩きで繊維を壊して4、5等分したものを、さっと湯がいて笊にとり、ゴマ醤油、砂糖、酢、醤油、出し汁の調味料の中に鷹の爪と一緒に1時間ほど漬けるだけの極めて簡単な料理。夏など冷蔵庫で冷やして食べればさらによしで、オヤジもこれがあれば高価なお造りなど一切不要で、いくらでも酒が進みます。

「目に美し、口に旨し、心に嬉し。澪の料理が今日も幸せを運ぶ」。澪さんを嫁さんにする男はさぞや幸せでしょうね。
いやいや、うちの奥さんも毎日おいしいご飯を作ってくれます。しかし毎晩酒を飲んで帰るため、なかなか頂けないのです、トホホ。
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2010年03月24日

訂正です

bne1-1[1].jpg 本日付記事中、2010年度の大賞ノミネート作品10点で「神去なあなあ日常」(有川浩)とあるのは、「神去なあなあ日常」(三浦しをん)、「植物図鑑」(有川浩)の誤りです。
 三浦、有川両氏とNPO本屋大賞殿にお詫びして、訂正します。
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書店が「売り場からベスト・セラー」を作る

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 09年度の本屋大賞2位になった「のぼうの城」

最近、各地の書店で「本屋大賞」とか「当書店員が推薦」などの文言やチラシを目にします。出版社の方も、「書店員さんも大絶賛!!」などと帯に印刷して売り出しています。
大手書店チェーンなどで本の情報を色々聞いてもまともな返事が返ってこないことをたびたび経験しているだけに、「彼らは本当に、しっかり本を読んでいるのかなあ」と疑ってしまうのですが…。

ただ「本屋大賞」だけは、本が売れない時代にあって“売り場からベストセラーを作ろう”をコンセプトに、NPO組織を作ってしっかりやっているようです。本屋の店員さんの投票で毎年、人気度の高い本を選んでいます。具体的には、11月1日から翌年1月11日までに全国の店員さんが推薦投票した中から10点をノミネートし、2月末までに10作品すべてを読んだ店員さんが再投票、1位から10位を選ぶ仕組みになっています。

2010年度分でノミネートされた10作品は以下の通りですが、オヤジはこのうち2冊しか読んでいません。ベスト10が発表される4月20日までにすべて読んで、書店員さんと比較してみるのも興かなと考えています。
「1Q84」(村上春樹)、「神様のカルテ」(夏川草介)、「神去なあなあ日常」(有川浩)、「新参者」(東野圭吾)、「天地明察」(冲方丁)、「猫を抱いて象と泳ぐ」(小川洋子)、「船に乗れ!」(藤谷治)、「ヘヴン」(川上未映子)、「横道世之介」(吉田修一)

ちなみに全国300余書店350人ほどの書店員が選んだ09年度のベスト・スリーは、1位が湊かなえ著「告白」(双葉社)、2位和田竜の「のぼうの城」、3位が柳広司の「ジョーカー・ゲーム」(角川書店)です。

このうち2位の「のぼうの城」は直木賞にもノミネートされ、しかも作者の和田さん(本名)が一年ほど前まで、ずっと同じ職場で働く社員だった関係で、いろいろ気になっています。この作品は彼の第一作で、現在文庫本やコミックでも出版されています。また二作目の「忍びの国」、三作目の「小太郎の左腕」も結構売れているようですね。
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2010年03月23日

大阪ミナミは親父に縁遠いヤングの街に

HM.jpgyunikuro.jpg.jpg写真右から、賑わうコレクトポイント店内、ユニクロ前の心斎橋筋、H&M戎橋店

 「衣料品市場の低迷は本当か」と思うほど、主要都市のカジュアル衣料商戦は賑わっています。百貨店や量販店の衣料販売は依然、前年割れが続きますが、逆にH&Mやユニクロ、ZARAなどに代表される「ファストファッション」やセレクトショップが若者のカジュアル需要をけん引しています。

 ファストファッションとは、最新の流行を取り入れた低価格衣料品を短いサイクルで製造・販売する、それも世界的規模で展開する企業・ブランドのことを言います。その世界bPとされるスエーデンの「ヘネシー・アンド・モーリッツ(H&M)」が6日、西日本一号店を開いた心斎橋をこのほど歩いてみました。冒頭の「本当か」はここで感じたものです。

 心斎橋筋、とりわけ長堀通りから戎橋までは最近、ヤングカジュアル向けの店舗が次々と生まれています。北からZARA(スペイン)、コレクトポイント、ユニクロ、再びZARA、そして戎橋たもとのH&Mといった形です。今秋には鰻谷通りにユニクロが大型店の出店を予定しています。百貨店もこの流れに乗り遅れまいと大丸が旧そごう跡地を北館として、地下の1〜2階にヤングカジュアルブランドやセレクトショップを集めて若い女性向けに「うふふガールズ」を展開しています。

 このうち開店したばかりのH&M戎橋店は、売り場面積900平方メートルで1、2階が女性、3階が男性売り場です。ほとんどの商品が「2000円オフ」で、開店数日ほどではないにしても店内はごった返しており、試着室はいずれも1時間から1時間半待ち。心斎橋=ヤングの集う街を意識して店内は明るめでしたが、これだけごった返すと60過ぎのオヤジなどものの5分も居ることは不可能でした。東京銀座でH&Mが日本一号店を出した直後も、すぐ出てしまった経験があります。
 
 H&Mに近いZARAやユニクロなどもH&Mの開店効果で結構人が入っていました。2月27日にポイントが複数ブランドを集めて開店した大型セレクトショップの「コレクトポイント」は、春休みとも重なって大入り満員でした。圧倒的に女性客で、女性店長さんは「開店以来、結構高い目標値を置いていますが、毎日計画を大きくクリアしています」と手ごたえありの表情でした。もっとも、長堀通りに接するもう一つのZARAは完全に南側に客足を取られた形で、かなりお寒い雰囲気でした。
失恋

 しかし全体として心斎橋は、ますますヤングカジュアル・ファッションの集積地という色彩を濃くしています。かつて酒飲みオヤジが寄り付けなくなった宗衛門町通りと合わせ、ミナミのこの辺りはどうも縁遠くなりそうです。宗衛門町ブルースのように、♪さよなら〜、さよなら〜、また来るまでは〜♪と歌いたいのですが、どうやら♪さよなら〜、さよなら〜、ミナミの街よ〜♪となるかもしれません。
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2010年03月22日

球春に想いを馳せて

DSC00020.JPG 大阪は未明から明け方にかけ、すごい暴風でした。ところが朝から今度は黄砂で、午前中はどんよりと曇ってしまい、マスクなしでは往来できないほどのひどさでしたね。
野球

 それでも彼岸の中日も終わり、春が駆け足でやってきています。パ・リーグも開幕し、新装なった甲子園では選抜高校野球が始まりました。パ・リーグ開幕戦、さすがに各球団ともエースの投げ合で見事でした。面白いのは、敗れた日ハムのダルビッシュ、楽天の岩隈、ロッテの成瀬といずれもが完投し、また楽天を除き勝った相手チームより安打数が上回った点です。
それにしても岡田オリックス、ひょっとすると化けるかもしれませんね。岡田監督は知将とは程遠い風貌ですが、意外と精神的にタフで、勝負師に必要な強情さを併せもっているようです。開幕カードを勝ち越して好スタートを切れば、結構面白い存在になるはずです。

 選抜も今年は、本格派の好投手がそろっているようで、見ごたえのある接戦が予想されます。開幕試合の天理と敦賀気比をちょっとだけ見ましたが、天理の二番手投手の球速は最高152キロ、常時140キロ台後半でした。最近の高校投手、多くが平気で140キロ後半の直球を投げることができるようです。屈指の右腕といわれる東海大相模の一二三(ひふみ)選手。名前もユニークですが、長身から投げだす149キロの直球も興味がわきます。帝京や沖縄の興南なども好投手をそろえています。ただ優勝チームとなるとピッチャーだけでは無理で、総合力がモノを言います。昨夏に続いて優勝を狙う中京大中京など、東海勢が中心となって優勝が争われそうですが、全体として混戦模様とされています。

 26日に開幕するセ・リーグは、今年も一番勝ってほしくない巨人が、どうやらぶっちぎりとなりそうです。1位と2位以下のチーム力・総合力がこれほど開いたのは、毎年優勝をした川上・巨人のころ以来と思うのですが…。

 雑用に事務所に足を運び、ちょっとだけ靱公園を散歩しました。思わず足を止めたのが、「勇者に栄光あれ」のモニュメント(写真)。大阪出身の彫刻家、大国貞蔵氏の作品です。  
球春に想いを馳せて一枚パチリでした。

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2010年03月21日

ゴルフシーズン幕開け

DSC00072.JPG  20日、ついに今年のゴルフがオープンしました。風邪など長期の体調不良で昨年12月30日以来ですから、実に79日振りです。しかもこの間一回も練習していませんでしたから、35年近くやっていても不安どきどきでした。

 それでも不思議なものですねえ、ドライバーなど月6日ほどプレーしている時より真っ直ぐ飛びます。意識的に力を入れないようにしたためかもしれません。しかし練習不足が如実に現れるのがショートゲームとパットです。パー3のショートホールはすべてダブルボギー以上、パットもワングリーンでしかも雨を意識しているためか嫌なところに切ってあり、散々泣かされました。

 それ以上に泣かされたのが強風です。行ったゴルフ場が兵庫県の播州方面、瀬戸内海からの風がまともに吹きつけ、しかもさえぎる樹木がほとんどないコースですから大変。グリーンの上の球が動くほどの強風でした。このゴルフ場、池を随所に配置しており、何発池に放り込んだことか。後ろの組など、帽子が吹き飛ばされて池にはまっていました。まあそれでも、今年の初戦ですから我慢もできます。あの石川遼君にして、米男子ゴルフでは初日最下位の144位、2日目140位で予選落ちしたのですから。

 ある会社の5組ほどのコンペでした。ところが、大阪から魔の中国道を通るのですからさっぱり計算できません。案の定、宝塚インター手前で4台の車両が玉突き衝突で大渋滞、折からの3連休初日と重なり、6人ほどが集合時間を1時間半ほど遅れてしまいました。しかも肝心の幹事さんがその中にいたため、コンペはもちろん終了後のパーティもキャンセル。適当に組み合わせをし直して、終了後に適宜解散という味気ないゴルフとなりました。

 まあ強風にしろ大渋滞にしろ、せっかくの三連休なのに家族を置き去りにしてお父さんだけがゴルフとは何事かと、天から罰が当たったのでしょうか。とはいえオヤジのゴルフシーズンはいよいよ幕開けです。今月末に一度やった後、来月から本格化します。4月17日には中国・上海での定例コンペも待っています。「下手は下手なりに面白い」のがゴルフです。まあ皆様ほどほどにお付き合いください。

ところできょう21日も全国的に非常に強い風が吹くとみられ、各地で暴風と高波に注意が必要だということです。激しい雨や落雷の恐れもあり、また中国からの黄砂で視界が5キロ未満となる見込みの地域もあるそうです。車の運転など十分にご注意ください。
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2010年03月20日

「団塊モンスター」「団塊クレーマー」とは

DSC00048.JPG シニア市場の開拓に閉塞経済打破のカギあり(心斎橋筋商店街で)
堅い話が続いたので少し柔らかくいきたいと思います。「団塊モンスター」という怪獣が、地域や企業で暴れまくっています。2007年を皮切りに団塊世代の大量定年退職が始まり、かつて企業戦士として日本の高度成長を支えたおじさんたちが今、第二の人生を送り始めているのですが、どうも頭や心の切り替えができないのです。

つまり団塊クレーマーとなって、企業に対して高いレベルの要求を突き付けたり、改善を要望する。さらには細かなデータを求めるとか、社長を始めトップとの面会を強要するわけです。地域においても、町内会や団地の理事会などでかつての上下関係そのままの姿勢で周囲を部下扱いして嫌われるなど、とにかく大変なのです。

たとえば定年退職して初めて洗濯を経験するおじさんもいるわけですが、洗濯作業では完全に新人ですから洗剤、柔軟剤、漂白剤の区別すらつきません。知らなければ周りの人に聞けばいいのですが、どういうわけか真っ先にメーカーに電話します。
そこで「カタカナの商品名ではさっぱりわからない」「中身が洗剤だとすぐわかるように標示すべきだ」「容器がどうも滑りやすい」などなど、フリーダイヤルですから気楽に長々と話します。しかもプライドが高い上に気が短いこともあって、対応が少しでもまずければたちまち腹を立てて、「上司を出せ」に始まり、「貴社の経営方針が問題だ。社長につないでくれ」となります。

ただ本人には、決して悪意はないのです。共通するのは、「自分は自分を客観視できている」と思っていることです。また自分の知識と経験を生かした「改善要求」を重視します。時間があるのに趣味がないのも共通しており、気軽に企業の「お客さまセンター」に色々内容を考えて連絡します。さらに日本の成長を支えてきたという特有のプライドを持っており、自分の高度な専門知識が生かせると考えています。

「モンスター・ペアレント」なる悪質なクレーマーとは違うのです。この手の輩は対学校だけでなく、企業などに対しても明らかに理不尽で悪質で非常識な手段で行動します。対して団塊モンスターは、知識や経歴を生かそうとします。また前者は金品を要求しますが、団塊は話し相手がほしいだけ。そしてペアレントが凶暴な性格なのに対し、おじさんたちは、すごくさびしがり屋なのです。

このように団塊モンスターは怖くはないのですが、メーカーにとっては人や時間などで結構頭を痛めます。昔のおじさんと違って、6〜7割がインターネットを使いこなせ、新聞もよく読み、可処分所得も低くはなく一筋縄ではいきません。

しかしよく考えてみれば、団塊世代は実は「金持ち」「時間持ち」「知恵持ち」の「3M」世代といわれます。企業や地域がこの3Mを生かすことで、閉塞感漂う日本の経済や社会を再生できると思うのですが。わが「エデュース株式会社」も「ウツボ親父の独り言」も、団塊世代集まろう、肩を組もうよの気持ちで立ち上げたのです。
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2010年03月19日

中国政界きっての知日家「唐家セン氏」

DSC00029.JPG 写真右から5人目が唐氏。その右が程大使
昨日付けで紹介した唐家セン(王+旋)<とうかせん>氏は外交部部長(外相)時代を含め何度も来日し、テレビや新聞などで日本の要人たちとの会談シーンがたびたび紹介されていることから多くの日本人に知られています。元国務委員という肩書は日本にはないので一言では言えませんが、大臣であることは間違いありません。1938年生まれの71歳、中国政界きっての知日家といっても過言ではありません。司馬遼太郎の「街道を行く」などにも実名で登場しています。

知日家といえば、この3月に赴任したばかりで唐氏に同行した程永華・駐日本大使も今回が5回目の日本駐在だそうで、留学期間を含め日本に人生の約半分の20年も滞在しています。パーティの際、いつも図々しく一番前の方に立ちますが、この日も乾杯の際にビールをついであげた人の胸をみると程永華駐日本大使の名札、思わず名刺を交換して流暢な日本語で20年の説明を受けました。政治家も含め、とにかく中国はなんでも徹底します。「指揮棒を振らない指揮者」に代表される日本の政治家などとは、かなり違います。なお歓迎レセプションは日中経済貿易センターが主催しました。

きょうは、唐氏のスピーチをまとめてみます。実はこのスピーチ、最初は中国人の女性通訳が話していましたが、途中から「時間もないし私が直接日本語で話します」として、堂々と日本語の演説に変わりました。時間の関係もあったのでしょうが、本音は「あんな下手な日本語では理解されない」と思ったのかも知れません。
カメラ

関西は2年振りで、先ほど橋下知事らに大阪の新区ベイエリアを案内してもらった。中国のほとんどの人は、日本といえば関西・大阪を思い出す。古い昔から中国と日本のいろんな交流は大阪が拠点となり、遣隋使も遣唐使もここ難波の港から船が出た。現在も両国の経済・文化交流では重要な地であり、中日貿易総額の30%を関西が占める。今後もますますその重要度は増すはずだ。

私は中日関係が困難な時期にあった時から、幾多の苦難を乗り越えてここまで来た多くの旧い友人たちの姿を永遠に忘れることはできない。東京で開かれた7団体による歓迎会の席でも、その一人故木村一三氏(日中経済貿易センター元会長)の名を挙げた。中国では古くから「水を飲むときは井戸を掘った人を忘れるな」ということわざがある。

さて世界は変わり、各国を取り巻く環境も激変している。中国も日本も、そして両国の関係もたゆまぬ努力によって少しずつ事態は改善している。指導者同士の交流は引き続き進み、11月に横浜で開かれるAPECには中国の最高指導者が来日するはずだ。5月から始まる上海万博には、日本のトップも来てもらえるだろう。万博で心強いのは、大阪が日本の都市としては唯一出展していることで。とりわけ7月28日の大阪スペシャル・デーは、ジャパン・デーの中でもピカピカに光り輝くと期待している。

大阪をきょう視察して、日本語をひとつ覚えた。「ベイエリア」がそれで、実際は英語だが日本語として十分通用するよう発展させていただきたい。中国・天津にも「浜海新区」というベイエリアと同じような開発区がある。大阪ベイエリアの成功を、中国人としても心から祈りたい。

一週間の旅程で大阪は最後となる。中国でも仕上げが一番重要だとされており、その仕上げの意味で大阪を最後にした。東京では首相、外務大臣、衆参両院議長、民主党と自民党の代表と、全方位外交でお会いしてきて、仕上げをここ大阪でやる。中日友好の土台、芯の部分は実は「民間外交にある」と考えるからだ。これこそ戦略互恵の大黒柱であって、民間外交をさらに強化することは双方にとって緊要といえる。

一方で、更なる友好関係の発展を担う若い戦士を育てることは私たちの責務だ。必ず双方で若い人材を育て上げたい。今回は大阪発展の青写真を、この目で確かめることができた。
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2010年03月18日

訂正です

2010031809230003.jpg 本日のブログ中で「唐家(とうかせん)」氏とあるのは、「唐家セン(王+旋)」(とうかせん)氏です。センという字が、ブログ上では対応できず、脱字になりました。また後半で一カ所、橋下知事の表記が「橋本知事」となりました。それぞれ訂正します。
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中国人に教わった「急がば回れ」と「根回し」

DSC00027.JPG写真は右から堺市市長、唐氏、橋下知事、平松市長
「普段から私の言うことは何も聞かない橋下知事だが、唐先生の言うことだけは素直に聞く」と大阪市の平松市長。唐先生とは中国の元国務委員、外交部長で現在中日友好協会名誉顧問の唐家璇(とうかせん)氏のことで、一週間前から来日し16日に大阪市内で橋下知事らを交えて懇談した際の話です。

実はこの日、大阪府が第二庁舎に予定している住之江区南港のWTCに唐氏を案内し、WTCの府庁案を含むベイエリア構想を知事と市長が同氏に説明したそうで、その後WTCに隣接するハイアットリージェンシー大阪ホテルで開かれた歓迎レセプションで市長がもらしたものです。

レセプションには日中の関係者約250人が参加。冒頭あいさつに立った橋下知事が「唐先生にWTCの府庁構想を話すと、橋下の言うこと、やることに間違いはないといっていただき、意を強くした」と話しました。さらに知事は、唐氏から「急がば回れ」との言葉も付け加えられたと照れ笑いで会場を沸かせました。

冒頭の平松市長の発言は、乾杯あいさつの時にでたもの。市長は唐氏の話を素直にうなずく知事の姿勢を紹介し、「知事は急がば回れだけ話しましたが、実はもう一言付け加えられたんですよ。それは『根回し』です。この時ばかりは笑うに笑えず…」と暴露して、会場は再び大爆笑でした。

なお会場となった同ホテルレセプションルームの透き通ったガラス越し目前には252メートルのWTCが立っており、橋本知事はそれをバックに何度も何度も振り返りながら、次のようなあいさつをしました。
「唐先生とは2年振り。外国要人の中で知事になって最初に会ったのが唐先生で、『若いですねえ。孫のようです』と言われた記憶がある。直接ご指摘いただいたことを含め、その政治姿勢や考え方など随分と手本にさせていただいた。中国にはこれまで4回行っており、海外では一番多い。ところで、(振り返りながら)あのWTCにはどうしてもこだわる。西日本一の建物で日本のシンボルにしたい。世界のリーダーにWTCが府庁舎に相応しいと認めてもらい、意を強くした。中国領事館もぜひ来てほしい。中国の人は友人を大切にし、その友情は一度築いたらいつまでも続く。まだ歴史問題や政治的には困難なことがあるが、それは北京と東京に任せ、文化や経済などは大阪中心に交流をすればいい。ここベイエリアは、中国との架け橋になるはずだ」。

また平松市長は、「行政としても民間交流を積極的に支援する。ベイエリアは地球環境への優しさをテーマに発展させたい」などと述べ、7月28日の上海万博「大阪の日」(なにわの日)には、浴衣を着て知事と2人で盆踊りを踊っているかもしれないと締めくくりました。
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2010年03月17日

指揮棒を振らない指揮者

003_03s[2].jpg 「指揮棒を振らない指揮者」と「のど自慢の鐘ひとつ」。16日で発足半年となった鳩山民主党政権に対する、ある政治評論家のたとえです。
前者は鳩山首相個人への皮肉で、これでは舞台に立つオーケストラの演奏者も何の曲を演奏しているのか、また会場の聴衆も何が演奏されているのかさっぱり分かりません。
後者は民主党政権に対し。先の選挙で圧勝して政権を取ったのに、この間やってきたことの評価は「カーン」の鐘ひとつ。しかものど自慢ですから、「はいありがとう、これで終わりです。次の方どうぞ」ということらしいです。

朝日新聞が世論調査を発表しました。内閣支持率は32%、不支持は47%。永田町の経験則では通常、不支持が支持率を10ポイント以上上回ると政権がぐらつくと言われているそうですが、鳩山政権はついにその危険水域を越えてしまったのです。半年前に小泉内閣に次ぎ歴代2位となる70%台でスタートした鳩山内閣でしたが、急な坂を転げ落ちるように32%まできてしまいました。他のメディアも相次ぎ調査・発表するはずで、支持率20%台も出てくるでしょう。
当然だと思います。発足からずっと続く政治と金の問題、普天間、年金、八ツ場ダム等々、どれひとつとっても納得するものは出てこず、またその発言のぶれることぶれること。期待が多かっただけにその反動も大きいのです。

しかも問題は、だれもが認める黒幕の小沢幹事長が選挙至上主義に陥り、周囲の意見に一切耳をかさずオレ流で突っ走っているから大変です。同じ世論調査で「小沢氏が民主党の幹事長を辞任すべき」が74%も占めています。
ただ、選挙に勝ちたい一心の小沢さんですから、ほぼ一年前に「民主党の代表はやめるべき」の世論をみて代表を辞任、政権交代の流れを作った時のように、夏の参議院選挙の前に再び辞任という切符を切って支持率回復の流れを作るかもしれません。

世論調査で面白いのは、これだけ民主党、鳩山内閣、小沢幹事長などに不支持が多いのに、政権交代が起きたことを「よかった」と思っている人がまだ67%もいる点です。それだけ自民党長期政権がひどかったということであり、また今の民主党に代わる受け皿がないということでしょうか。ついぞ世論調査や選挙の時の出口調査などに出くわしたことはありませんが、日経新聞の孫引きでは「世論は大統領、知事、議会、政党の上に立つ、権力の最大の源泉」だそうで、この最高権力者の声には与党も野党もびくつくのでしょうか。

その自民党、沈没寸前の船からネズミが逃げ出すように、次々と執行部に反旗を掲げる動きが出ています。その最たるものが鳩山邦夫氏の離党。突然、いとこの、はとこの、孫の嫁の兄弟のといったこじつけを持ち出して「坂本竜馬」の親戚だとして、「オレは平成の竜馬となって薩長連合(与謝野・舛添連合)をやる」と言い出しました。この人、かつて「アルカイダの友人の友人」などと言い、ひんしゅくをかった人ですから今さら驚きません。いえることは、あの兄にしてこの弟ありです。

ただ連中の政治遊びに泣かされるのは、いつも私たち国民です。二番底は回避したと言われるも、一向に景気は良くなりません。景気回復の最大の原動力といえる個人消費が、これだけ低迷しているのですから。政治の貧困さを恨みます。
晴れ

15日、約1カ月遅れで近畿地方に「春一番」が吹きました。しばらく寒暖を繰り返し、徐々に暖かくなるそうですが、政治、経済、そして懐がお寒いいま、せめて季節だけでも早く暖かくなって欲しいものです。

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2010年03月16日

「北御堂」さん

t.jpgk.jpg津村別院と「月々の言葉」が記入される黒板

 御堂筋は本町通りを挟んで北側の「北御堂」と南側の「南御堂」をつなぐ道として、「みどうすじ」と呼ばれ始めたそうです。通称北御堂の正式名称は「浄土真宗本願寺派 本願寺津村別院」で、かつてこの地が津村郷とされていたからでしょう。本願寺津村別院と呼ぶ人も少なくありません。
ちなみに南御堂は「真宗大谷派 難波別院」で、津村別院に対しては難波別院と、呼称も南北バランスが取れています。

 さて北御堂石段下の御堂筋沿いには「月々の言葉」として、大きな黒板に仏の教えなどが毎月一回書き換えられます。浄土真宗はもとより、実家の真言宗すらまともに理解できてないオヤジですが、いつもこの黒板には気がひかれ、前を通る時はたびたび足をとめて黙読します。
 今月3月は、「彼岸会」の題で次のように書かれていました。

辛くても辛いと言えず、
美しいものを美しいと思えない、
ひとの心はそれほどに複雑でそれほどに悲しい、
そんな私が浄土を念う(おもう)、
彼岸会はそのためにある

清浄で清涼な世界といわれる浄土。深く考えることもなく毎日毎日あくせく暮らしています。亡くした母や兄は、浄土でどのような暮らしをしているのか。はたまた自分は浄土に行けるのか等々。ぼつぼつ、行く末をじっくり考える歳になったのかなと、きょうも黙読しました。

いま五木寛之著の「親鸞」を読んでいます。吉川英治著の「親鸞」とはまた違った面白さがあります。
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2010年03月15日

フィリピンについてA「まさに観光の宝庫」

59.jpg53.jpgボラカイのホワイトビーチとボホールのタ―シャ
 フィリピンはユニークな歴史をたどり、スペインを中心とした欧州、アメリカ、そして中国などアジアの文化や生活様式が入り交じっています。宗教は国民の95%近くがキリスト教で、しかもアジア唯一のカトリック教国です。
海外からの送金、電子部品や農作物の輸出と共にフィリピン経済を支えるのが観光事業です。一般的に海外からの観光客は年平均280万人、うち日本人が15%前後といわれていますが、昨2009年は正式なデータで合計252万人。前年より8万人強・(3.4%)増えています。このうち日本からは35万人前後でほぼ15%です。

 フィリピン観光の目玉はやはり7,107といわれる島々で、その島の数だけ文化や伝統などが多彩に生きています。7,000余島のうち実際に人が住んでいるのは半分ほどです。ちなみに世界一島の多い国はインドネシアの18,100島で、一応公称とされていますが政府自体が実際の数字を把握できてないとの話もあります。日本も6,952島ですから結構多いですね。
 昨年フィリピンを訪れた海外からの旅行者252万人のうち、約40%が首都マニラで次いでセブ島の25%です。400年以上に渡る歴史都市と国際的な大都市というふたつの顔をもつマニラ、フィルピン屈指のリゾートアイランドのセブ島はいまさら説明する必要がないと思います。

実はマニラ、セブに次いで海外旅行者が多かったのがカマリネス・スール州というルソン島最南の半島で、海外旅行者は前年比56%も増えています。またフィリピン国内からも140%と激増しています。フィリピンに8年ほど前まで長期滞在した知人によると、以前はとてつもない田舎で、マニラやケソンからも結構遠かったため詳しくはないが、最近急速にリゾート開発が進んだかもしれないとしています。

 セブ島と共に人気があるのが、ボラカイ島です。マニラから約1時間で多くの直行便が毎日飛んでおり、何よりも全長4キロも続く真っ白なロングビーチは世界一とされています。
またエコツアーをテーマに、セブ島から至近のボホール島の人気が急浮上しています。海の底から石灰岩が隆起してできた標高40〜50メートル級の丘が1268も連なります。ハーシーチョコのような形をており、「チョコレート・ヒル」と呼ばれています。ここはターシャという体長10a、世界で一番小さなメガネザルの保護区ともなっています。

ところでマニラ(セブ含む)とは成田、中部、関空、福岡からフィリピン航空、タイ航空、JAL、デルタ航空などの直行便が毎日往復しており、時間は3〜4時間、価格も3泊4日で6万〜7万円(ホテル込み)とグアム、サイパン並みです。観光地図をみると、いたるところがダイブ・エリアで、ゴルフ場もマニラ中心に約60カ所(キャディフィ込みで8,000円前後)あります。

とにかくマニラを起点にいろんな形の観光が楽しめるとの感想を強くしました。ひょっとしたら、マニラからのレポートがお届けできるかもしれません。(フィリピン特別観光大使からの報告でした)
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